社員全員の“かわいい”アンテナで生み出すスウィート系ランジェリーブランド『リサマリ』株式会社ケーズウェイ

好き

毎回、1つのグループ会社やチームをクローズアップして、強みと魅力に迫る「OUR TEAM」。

阪本社長(前列左)、「リサマリ」企画責任者のデザイナー 山元リサさん(前列右)を中心に、
㈱ケーズウェイ本社の皆さんで集合写真

今回紹介するケーズウェイ社は、スウィート系のランジェリーブランド「リサマリ」を展開。“かわいい”にこだわったデザイン性の高いオリジナル商品は、20代、30代中心の女性から多くの支持を集めています。新大阪に近い江坂にある本社に伺い 、 「リサマリ」 の“かわいい”の秘密をうかがいました。

大手下着メーカー出身の児玉 伸之祐相談役が、1987年5月、大阪府吹田市で創業した ケーズウェイ社 。 当初は卸販売を中心に展開していましたが 、2006年、神戸 三宮に単独路面店出店を皮切りに、駅・ファッションビルなどにも直営店を広げるとともに、「楽天」などを通じて 独自のEC展開で事業を拡大。そして、2014年7月、ワールドグループに仲間入りしました。

キーマンに聞く! これがケーズウェイが“かわいい”を発信する3つのすごい! 

そんなケーズウェイの ”すごい!” のヒミツを3人のキーマンに伺いました。

①ケーズウェイの強みを一言でいうなら“かわいい”

②やっぱり女子力!女性の活躍率が高い!

③デザイナー自ら一つひとつ手作業で作り上げる、ものづくり!

その①ケーズウェイの強みを一言でいうなら“かわいい”

最初にお話を聞くのは、卸とECのマネージャー 世戸 穣さん。

ケーズウェイの強みを一言でいうなら“かわいい”です。社員全員が “かわいい”に敏感であるということが、僕がこの会社の強みであり、好きなところです。「リサマリ」の商品はもちろんそうですし、私が担当するECの売り場作りの見せ方やSNSの発信も、「これ、かわいいよね」「それ、かわいくないよね」といった感度を大切にしています。ファッションなんでその感覚ってとても大事だと思うんですが、うちの社員はどの職種であっても、みんな、 “かわいい” のアンテナを張ってい て、感度が高いところがすごいと思います。

また、社内の距離が近いことも強みです。 例えば、 ECについてもワールドオンラインストアの以前から「楽天」で独自に展開しているのですが、お客様からとても高い評価をいただいています。これはコールセンターも物流も企画も同じ場所にあり、社内の距離か近いので連携がスムーズでスピード感があり、お客様のご要望への対応の濃さを感じていただいているからだと思います。

「リサマリ」公式サイト

「リサマリ」というブランドは、“かわいい”を大切にしたデザイン性、商品力を軸に、長く多くのファンのお客様に愛され、支えられてきました。これまでケーズウェイが培ってきた歴史やノウハウとワールドグループに仲間入りしたことでの利点がうまく掛け合わされて、より一層の強みになっていると思います。

その② やっぱり女子力! 女性の活躍率が高い!

続いて登場いただいたのは、直営店グループで研修、教育育成と企画を担当する上島たかえさんです。

ランジェリーの販売職は女性しかできない仕事ということもあり、店頭を含め女性社員が90%以上と多く、女性の活躍率が高い会社だというところがすごいと思います。数少ない男性はそこに一緒に入ってやるのは大変だと思いますが(笑)

そして、ケーズウェイは、やる気があればチャンスをいただける会社だということ。私も販売を経て、直営店グループに入り、現在の企画、研修・教育を担当させてもらっています。やる気があれば、いろんなことができる、経験値が活かされる会社だと思っています。

路面店としてファサードから「リサマリ」らしさを打ち出した京都店

 創業者の児玉 伸之祐相談役 が大事にされていたことが、阪本社長になり、その社風がいい意味で、より個性を活かし、個々を強くしていくということを大切にされていると感じます。例えば、直営店は20店舗ありますが、イメージを統一していくところと、各店の個性を出すというところ、店長に任せるというところをうまくバランスをとっていると思います。

 

天王寺ミオ店

地域やお客様層によって、売れる色や商品には違いもあります。本社からの発信をベースにしながら、最終的には店長の意思を尊重することが、 お客様にその店らしさ、その店ならではの品揃え、接客を楽しんでいただけることにもつながります。そして、店長に任せるということは、 本人のチャンスになり、それが成長を促すことにもつながっていると思います。

千葉ペリエ店

その デザイナー自ら一つひとつ手作業で作り上げる、ものづくり!

企画チームは、責任者の山元リサさんを中心に4名のデザイナー、2名のパタンナーでスイートな 「リサマリ」の商品が生み出されています。 最後は、デザイナーの大石瑞希(みずき)さんにお話を伺いました。

 

「リサマリ」の強みは、一つひとつ手作業で作り上げていくところだと思います。企画は、デザイナーが手作業で縫って形にしたものを、会議に出すというところから始まります。そして、下着は色がとても大事なので、最初は20種類くらいを提案して、実際、レースが上がってきてから、重ね合わせ、透け感などを見て3色程度に絞り込みます。そして、実際に並べてみて、他の商品とのバランスも見ながら決めていきます。

企画室では、実際にデザイナーが色を作り、「もうちょっと赤みがいい」とか「もう少し黄味を出した方がいい」など微妙なところを探って染め上げて、商品を作り上げていくところが強みです。

それぞれの“かわいい”を出し合う「リサマリ」企画チームの皆さん

今の時代、データを見てコンピューター上で色を決めたり、シュミレーションは可能ですが、レースの布の重なり具合やリボンがつくことで印象が変わってしまうことがあります。手作業というのは、「リサマリ」の実際のものを見て決めていくという、物作りを大事にしたいという姿勢の現われだと思います。

デザイナー自らミシンを踏んで企画提案
企画室で実際に染色します
染めたレースやパーツを重ね合わせて 色を確認

ケーズウェイの強みを一言で言うと「自由」なところです。もちろん、それぞれが自律した上でですが。自由に自分が“かわいい”と思うものを提案する。そこから商品になるまでにはどんどん洗練されていくんですけれど、元となる発想は自由にさせてもらえるところが、この会社の良さであり、強みだと思います。

社長メッセージ 代表取締役 阪本 敏之さん

2017年4月に、ケーズウェイの創業者の児玉 伸之祐相談役からバトンを受け継ぎました。現在の売上比率は、 小売と卸とECが6:2:2です。昨年のエポックメイキング的な出来事として、創業からの卸の売上をECが逆転し、第2の販路になりました。九州には福岡に一店舗あるのですが、直営店を出店している地域は、人口のシェア以上にECの売上も高くなります。実は、ECの売上は圧倒的に関東のお客様が多いのですが、出店できていないエリアもあり、「リサマリ」のファンを増やす可能性はまだまだあると感じています。

私が社長として大事にしているのは、できるだけ社員にストレスをかけないこと。ストレスを取り除くと、その人らしさ、強みが発揮できる。私はそう思っています。 ケーズウェイ社の強みはたくさんあるのですが、一つは、女子力。いい意味で自律していてたくましく、推進力があること。もう一つは、 経費意識も高くてまじめでありながら、柔軟性があること。その柔軟性が成長性につながっていくのだと思っています。

 

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