新たな挑戦をするタイミング

好き

皆さん、久しぶりの更新となってしまいました。鈴木です。

早いもので未曾有のコロナ禍に見舞われた激動の上期も終わり、下期が既にスタートしました。
とはいえ、コロナ禍は収まった訳では全くなく、大きなダメージを残し続けています。

しかし、異常を飲み込みながら、全て当たり前のように日常化していく社会や人々の適応能力には本当に目を見張るばかりです。

おそらく、いまはもう異常事態ではないのだと思っています。
売上回復は事業や場所によってバラバラですが、これが新たな日常になっていくことを前提に進んでいかなければなりません。

さて、先日は21年春入社の皆さんの内定式でした(詳細は別記事で、ぜひご覧ください)。

■2021年内定式の記事は、こちらから

今年の就職活動は、従来の説明会、面接もままならない状況から始まり、募集キャンセル、延期する企業も続出しました。

志望者の皆さんは手探りで活動しながら、何とか困難を乗り越えて、ワールドグループを社会人の第一歩として選んでいただきました。
世間がファッション全般に対して厳しい目を投げ掛ける昨今、それでもファッションに携わりたいと思って入社してくる新しい仲間です。

一方、構造改革に伴う希望退職制度の締切りがありました。対象の皆さんには短い期間で本当に真摯に検討いただきました。本当に感謝しかありません。

これからのファッションに夢を持って、新たな人たちが入社を決断されたこと。
かつてファッションに夢を持って入社された方たちが、新しい人生に向け退社を決断されたこと。

この二つの大きな人生の決断を同じ時期に目の当たりにして、改めてその決断に真摯に応えねば、という気持ちを新たにしています。

多くの新入社員の皆さんが「ファッションは気持ちをあげるもの。彩りを与えてくれるもの。そこに携わりたい」というお話をされていました。
まさに「お客様の気分をあげて、新しい日常に活力や快適さを与えられるか?」それがド真ん中です。

厳しい時こそ、原点回帰「そもそも自分たちのブランド価値ってなんだっけ?」を突き詰め直す絶好のタイミングです。
作り手の熱気が伝わるもの、皆さん自身が本気で欲しい!と思うもの、そんな商品を一つでも多く世の中に出していきましょう。
自分たちの気持ちがあがらないもので、お客さまの気持ちは決してあがらない、そう思いませんか?

14日から246st.MARKETが北青山ビルで開催されています(これも別記事でぜひご覧ください)。

■246st.MARKETの記事は、こちらから


本気でサステナブルに取り組む内外のクリエイターが集う姿を見ても、一人ひとりの熱気が社会を変えていくのだと実感します。

そして、その作り手の思いに乗せて、あなたから買いたい!と思われる接客が必要です。以前より確かにお客さまがリアルで過ごす時間は少なくなりました。
でも、だからこそ、その人と人が出会う時間、瞬間の大切さが高まっています。

他方で、ドレッサーの皆さんにはスタイルスナップ強化やオンライン接客など、デジタルでの新たな取り組みも次々と始まっていきます。
プラットフォーム事業の皆さんも、我々自身がブランド事業で厳しさを実感しているからこそ、本当に付加価値のある新しい提案に挑戦するタイミングです。

原点に戻って本質的な価値を深く磨く。
一方で、常識を疑い、新しいことに常に挑戦して、失敗して、また立ち上がって走り続ける。
今の時代はその両方が大切です。

気温もだいぶ下がってきました。これからが本番です。

下を向いても何も落ちていません。

まず体調を万全に整えて、上を向いて気持ちを奮い立たせていきましょう。

鈴木 信輝

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