カメラのレンズを借りて
こんにちは。今回は阿部 あゆ子が書きます。
旅先で、思った様に風景が撮れずに残念な思いをすることが多いのですが、今回はレンズがレンタルできることを知り良さそうなものを借りてみました。何でもレンタルできるんですね。すごく便利。そして知床へ。
女満別まで4,000円(!)の格安チケットなので仕方ないとはいえ、到着すると既に日暮れ。星空や月明りの撮影でもない限り太陽が出ている時間が勝負で、これから冬はあっという間。初日はもう諦めることとします。
空港のレンタカー店を出る時「行ってらっしゃい、動物に気を付けて。鹿に当たったら全損です」と言われ「本当に出ますか?」と聞いたら「出ます」ときっぱり。宿まで「鹿、全損、鹿、全損」と緊張で肩がガチガチに。

―――翌朝。早起きは得意な方ですが、そもそも皆、寝ているの?という位、暗いうちからフォトスポットに アマチュアカメラマンが集まってきます。特に朝霧の季節(放射冷却で冷え込んだ空気が霧となり木々を包む)などは三脚を立てて場所を確保する撮影隊でぎっしり。顔見知りも多いようで、なんだかアウェー感も。
最初は「皆で同じ場所を撮って何が楽しいの?絵葉書があるのに」と思っていたのですが、撮影をしてみると、雲や日差しとその日にしか撮れない景色に夢中に。
特に氷点下20度位で現れるサンピラー(ダイアモンドダストに太陽光が反射してできる柱)を撮影した日には、もう虜に。サンピラーの撮影は一度しか成功したことがありませんが、それはそれは、まるでそこに氷のお姫様がいるみたいなのです。
借りたレンズの望遠が嬉しくて、試しに港のカモメを撮影。

たくさん食べているのかふっくら。

羽を広げたり。

寄り添うカモメ。

あくび?

浮かぶ羽。

結局カモメばかり。奥にうっすらと見える島は国後島。

そして夕方。飛び立つカモメ。2月には流氷で一杯になる海(今回は10月末)。流氷の上を歩くアクティビティがあるそうです。万が一落ちても浮いてくるスーツを着るみたいですが、怖がりの私は無理かな。でも流氷は見てみたい。

なお、鹿は計6頭を見ました。
いづれも大人しく、優雅に道路沿いの草を食べていた。

風景や鳥を見ているときは、食欲を忘れて思い出した時だけセコマ(大好きな北海道のコンビニ、セイコーマート)で済ませることもしばしば。この趣味を続ければダイエットにもなるかもと期待。
帰宅後、レンタルしたレンズも無事に返却しました。
次回は石平 賢太朗さんが書きます。お楽しみに。






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