今冬のトレンド!「まるごと鍋」作りに挑戦
早いものでもう12月。朝晩は厚手のコートやマフラーが手放せなくなり、暖かいものが食べたくなる季節になってきましたね。今回のHungry!?では、日本の冬の風物詩、鍋を特集します!2021年のトレンド鍋に選ばれた「まるごと鍋」を、MOVING編集局の五十川と石平で作ってみました。
「まるごと鍋」とは?
株式会社ぐるなびは、消費者アンケートなどを元に、その年に流行すると予想した鍋料理、“トレンド鍋”を毎年発表しています。2021年の冬に選ばれたのが「まるごと鍋」です。まるごと鍋とは、食材をまるごと使い切る、具材や食べ方で食品ロスを減らす、地産地消ができている、等の“サステナビリティ”に配慮して作られた鍋を指します。
五十川作成「ブイヤベース風鍋」

材料(二人分)
有頭海老10匹/鱈2切れ/ホタテ1パック/ブロッコリー1/2株/じゃがいも2個/玉ねぎ1/2個/キャベツ8枚/ラディッシュ4個/エリンギ2個/ミニトマト4個/にんにく2かけ/エキストラバージンオリーブオイル大さじ1/白ワイン1カップ/★カットトマト缶1缶/★水 トマト缶1缶分/★ローリエ2枚/★コンソメキューブ1個/★塩 少々/★ブラックペッパー 少々

作り方
①海老、ホタテは軽く洗い、鱈は塩(分量外)を振って余分な水気をキッチンペーパーで取る
②鍋にオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて弱火にかけ香りがたったら、みじん切りにした玉ねぎをカラメル色に変わるまで炒める
③有頭海老を殻付きのまま②に入れて焼き目を付ける
④ホタテと鱈は皮目から③に入れて、軽く焼き目を付けたら白ワインを入れて蓋をして3分蒸し焼きする
⑤★をすべて鍋に入れて、食べやすい大きさに切った野菜を火の通りにくいものから順に入れて煮込みながらアクを取る
(じゃがいもは厚さ1cmくらいにスライスして水に晒してから3〜4分レンジで加熱しておくと時短に)
⑥最後に塩で味を整えて完成!
まるごとPOINT! 魚介の旨味が溶けだしたスープを一滴も残さず楽しめます
トマト缶を使った、魚介と野菜がたっぷり入った簡単ブイヤベース風鍋です。有頭海老を殻ごと炒めてから、白ワインで蒸し焼きにすることで魚介の旨味を引き出してみました。具材もたっぷりで、ボリューム満点!食べ応え十分です。〆は、残ったスープにご飯を入れて火にかけ、軽く水分をとばしてからパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり削り、リゾット風にするのがおすすめです。とろけたチーズがコク深く、スープまで“まるごと”ぺろりと食べられます。
石平作成「埼玉野菜の芋煮鍋」

材料(二人分)
里芋10個/鶏もも肉200g/大根1本/ニンジン1本/ゴボウ3本/ネギ1本/舞茸1房/こんにゃく100g/顆粒だし(かつお、昆布、煮干し)適量/味噌 大さじ1.5杯/水 適量

作り方
①野菜類をよく水洗いする
②各材料を食べやすい大きさに切る
※根菜類は皮をむかずそのまま使う。大根の葉もカットする
③だし汁に味噌を溶かし、根菜類、こんにゃく、里芋を煮る
④里芋が柔らかくなってから、ネギ、舞茸、大根の葉、鶏肉を入れ、さらに煮る
⑤完成!
まるごとPOINT! 地元で採れた野菜を無駄なく使いました
私の地元である埼玉県産の食材をふんだんに使った芋煮鍋です!あまり知られていませんが、埼玉県は里芋の収穫量が全国1位なんです。この鍋はそんな埼玉県の名産品である里芋をふんだんに使い、他の材料も鶏肉と顆粒だし以外、全て埼玉県産のものを使用した、(ほぼ)地産地消鍋になっています!普段は捨ててしまう大根の葉や根菜類の皮も“まるごと”調理して、食品ロスの削減も意識してみました。肝心の味はというと、柔らかくなった里芋はねっとりと甘く、じっくり煮込まれた他の具材も味噌の風味が染みていて優しい味付けに。なんだか、おばあちゃんの家にいるような、ホッとする美味しさでした。〆にきしめん(もちろん埼玉県産)を入れて、野菜のうま味がたっぷり染み出しただしと一緒にまるごと完食、完飲できました!
おわりに
いかがでしたでしょうか。まるごと鍋はその美味しさもさることながら、調理過程での気づきが多いことも魅力の一つだと思いました。普段あまり意識しない食材の産地に目が行ったり、いつもの料理でどれだけ廃棄を出しているか気づくことができたり、いつもと異なる尺度で料理を楽しむことができたのは、とても貴重な体験でした。
おすすめのお鍋の食べ方や、五十川と石平どっちの鍋が食べてみたいか、などなど、皆様のコメントもお待ちしております!
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