第3四半期決算を受けて
年始の挨拶から少し時間が経ってしまいました。
感染拡大や間断ない大雪など年始から波乱の立ち上がりとなりました。
さて、先日発表した第3四半期決算は大きく利益計画を達成することができました。
下期経営方針の中で「勝負の第三四半期」として「反転攻勢、必ず勝つ」と申し上げました。
そして、文字通り皆さん自身の手で反転攻勢を成し遂げて、グループ内外に我々の底力を見せることができました。
本当に心より感謝いたします。ありがとうございました。
ただ、1月後半以降、オミクロン株の急拡大に伴い、再び売上は極めて厳しい状況に陥っています。
しかし、もはやこれもまた皆さん自身が想定されていた事態だと思います。
感染爆発した昨年8月、9月並みの徹底した経費コントロール+αが実現できれば、現在の売上趨勢でも通期の利益計画達成は可能です。
各地の感染状況に予断は許しませんが、ピークアウトの兆候も一部出てきています。
これまでの経験を最大限に活かして、市場の動きに機敏に対応しながら、今この瞬間は徹底的にしのぎ切るのみです。
また、他社も同じ厳しい状況にあります。
だからこそ隣のブランドにだけは負けるわけにはいきません。
ブランド事業の皆さん。
「同じ館にある他店舗だけには絶対に負けない」という心持ちでそれぞれの現場で「目の前の勝ち」に執着しましょう。
そして、プラットフォーム事業やデジタル事業の皆さん。
経済活動の再始動を見据えて、様々な会社が次の動きを見せ始めています。
今だからこそ、来期につながる営業活動を地道に積み上げるチャンスです。
第3四半期は大きく勝ちました。第4四半期もグループ全員で自信と覚悟をもって臨んでいきましょう。
来期の完全復活と再成長に向けた事業計画策定も終盤を迎えつつあります。
よりシンプルによりスピード感をもって、勝ちにこだわるグループにならねばなりません。
年始に発表した持分法適用会社であったナルミヤ・インターナショナルへの友好的TOBも進んでいます。
成立した際には、3月からグループにコロナ禍でも黒字を確保し続けた力強い仲間が連結会社として改めてグループに加わることになります。欠落していた子供服事業を補完するベストパートナーです。
これからも圧倒的に多様でそれぞれの市場で勝ち抜くファッション・グループとなるべくチャレンジを続けていきます。
最後になりましたが、身の回りで感染者がこれまでよりも多いと感じることと思います。最大限の予防を引き続きお願いいたします。
今期を何としても皆さんと達成し、共に新たな春を迎えられることを心より願っています。
鈴木 信輝






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