2年目社員のホンネ

好き

2021年4月に株式会社ワールドへ入社した2年目社員14名にアンケートを実施しました。1年目から成長したことは?挫折した時の乗り越え方は?そして、ドレッサーという仕事を通して学んでいることは?アンケート結果と共に、2年目社員3名による鼎談を開催。彼らのホンネやいかに?

左から、玉木志歩さん(インディヴィ グランデュオ蒲田店)、林萌咲さん(リフレクト 横浜高島屋店)、志村隼也さん(タケオキクチ マルイシティ横浜店)

Q. 入社時と比べて、どんなところが変わったと思いますか?

<回答一部抜粋>

■店舗や後輩のことなど、周りのことを考えて行動できるようになってきた
■自分で考えて積極的に行動するようになった

■最後までやり遂げるという責任感が強くなった
■プライベートで自分を成長させるための時間を取るようになった
■手戻りがないように、報告・連絡・相談は、早め早めにこと細かく共有するようになった

「1年目の時よりも俯瞰して、行動できるようになりました」

まず最初の質問ですが、みなさんはどんなところが成長されたと思いますか?

僕の場合は、頭を使って仕事をするようになりました。入社当時は、すべてが初めてのことなのでとにかくがむしゃらに業務をこなしてきましたが、徐々に仕事に慣れていく中で、数字を基に目標を設定することや、モチベーションを上手く維持するなど、自己管理ができるようになりました。

例えばどのようなことでしょうか?

月の売り上げ目標に対して5要素(買上客数、買上点数、客単価、1点単価、セット率)をそれぞれ掘り下げていき、どのようなアクションをすればいいのか、ということを自分の中で設定し行動しています。

最初はどのくらい数字をとればお店に貢献できるのか、全くわからなかったよね。とにかく売り上げをとらなきゃと思っていたんだけど、分解の仕方などを研修で学んでいくうちに、どのようなアクションをすればいいのかが、わかってきて。私の場合は、売り上げだけでなく、お店全体がいかに円滑に回せるかという点も考えられるようになりました。以前は自分のことだけで精いっぱいでしたが、後輩もでき、お店全体のことを考えられるようになりました。

林さんはいかがですか?

私はその時々で起きた事象や問題に対する捉え方が変わった気がします。ただ感情的に捉えるのではなく、その状況をフラットな状態で理解し、解決するためにはどんなプロセスが必要なのかということを多角的に考えるようになりました

様々なことが、1年目の時よりも俯瞰して、行動できるようになったね。

あとは以前に比べて、わからないことや困ったことがあれば、すぐに上位者に相談をするようになった。

最初は何がわからないかすらも、わからなかったもんね(笑)。だからなんて質問をしてもいいかすらわからず…。

以前上位者に言われて印象的だったのが「悩みごとを解決するのは、自分のためではなくお客様のため」という言葉。何もわからないままだと、お客様への応対にも出てしまうし、結局は本人だけでなく、お客様に迷惑をかけてしまうから、どんなことでもしっかり相談して解決をしてほしいと。それを聞いて以来、しっかり上位者に相談や質問をするようなったかな。

Q.ドレッサーという仕事を通して、どのような学びがありましたか?

<回答一部抜粋

■実際にお客様の意見を聞けるので、常に新しい発見がある
■どんな伝え方をすると、お客様がどんな気持ちになるのか
■運営の仕方次第で売上結果はいくらでも変化するということ
■お客様のリアルなニーズを知ることができる
■ディスプレイのチカラ

「現場でしか学べないことがたくさんあります」

続いての質問ですが、ドレッサーとして実際に店頭に立つ中で、どのような学びがありますか?

店舗の運営方法などはもちろんですが、私は“人との関わり方”について多くの学びを得ています。お客様との接し方だけでなく、少ないスタッフの中での関わり方も含めて。

例えば、どんな状況の時?

少ないスタッフで店舗を運営していると、ちょっとしたトラブルが起きたりするんだけど、そんな時に先輩がどのように立ち回って問題を解決しているのかだったり、自分に求められていることは何だろうと考えることで、社会人としてのコミュニケーションスキルが学べていると思う。実際に私が目標としている先輩は、起きた事象を正しく判断し、明るさをもって周りを巻き込みながら解決していく方なんだけど、その先輩の立ち振る舞いを見ていると本当に勉強になる

コミュニケーションという意味では、やっぱりお客様と接することができるのは、本当に勉強になっているよね。本部ではわからないリアルな情報を現場目線で知ることができるのは、ドレッサーの強みだと思います。最近だと何人かの顧客様から「今季は七分袖を作ってないよね」と言われたりして、お客様が求めているモノを実際に聞くことができるので、それはとても勉強になっています。

私はワールドのファンがこんなにいるんだということにまず驚きました。またそういったお客様から昔のワールドやブランドのことを色々教えていただくことが多いです。以前クードシャンスの店舗にいた時は、クードシャンスだけでなく、ワールドのファンという方がたくさんいらっしゃってすごい嬉しかったです

「タケオキクチってワールドだったんだ」って驚かれるお客様も意外と多いんだよね。

クードシャンスのお客様の中にもそういう方がいらっしゃって「ワールドなら品質も安心ね」と言いながらご購入してくださる方もいるよ。

実際に店頭に立っていないと気づかないことも多いから、ドレッサーの経験はとても大事だよね

Q.今までに挫折した経験はありますか?

ある 64%
ない 36%

<“ある”と答えた方による挫折の乗り越え方一部抜粋

■周りから客観的な意見をもらい、自分を俯瞰するように切り替える
■乗り越える方法は立ち止まらないこと
■同期と情報交換をして共感することで気持ちが楽になる
■落ちこむ前に、とにかく人一倍お声がけをする
■周りの人たちにサポートしてもら

「ひたすら自分を見つめ直すようにしています

みなさんは挫折や心が折れかかったことはありますか?

以前、店舗内であるリーダーを任されたんですが、周りに協力してもらいつつ、その部門で売り上げを伸ばしていかなければいけないという時に、心が折れかけたことありました。

どうやった乗り越えたの?


課題抽出に必要な情報を集める為に検証シートの記入を依頼したんだけど、みなさん忙しいからちゃんとした回答がもらえず…。なので、回答しやすいように記入シートを簡易なフォーマットに作り直して、改めて記入してもらったら、みなさんシートを記入してくれたの。そのシートを元にしっかりと検証をして、改善案を共有をしました。売り上げに関しては最後まで苦戦したけど、全員でその売り上げに対して意識を向けることができたのは、とても良かったかな。

私は個人の売上がなかなか伸びなくて、無力感を感じてしまい…。それを克服するために、尊敬する先輩の応対を観察したり、先輩や同期からアドバイスをもらったり、自分自身の考えをまとめることで、徐々に自分がやるべきことを見いだすことができました

志村さんはいかがですか?

僕は挫折ってないんですよね…。決して辛かったことがないわけではなく、それを挫折と思ってないだけかもしれません(笑)。ただ、困難に直面した時は、ひたすら自分を見つめ直すようにしています

Q.仕事で目標としている人を教えてください

部署の先輩 32%
社外の友達  21%
家族 11%
同期 10%
その他 26%

「社会人になり、父の偉大さを改めて実感しています」

続いて、仕事で目標としている方がいれば教えてください。

僕は同期ですね。自分のロールモデルとなるのは、やはり同じ環境にいる同期なので、目標とはまた違いますが、同期の行動やアドバイスを参考にすることが多いです。隣の芝生は青く見えるのかもしれませんが(笑)。玉木さんは?

私は、同期と家族かな。

家族というのは?

父のこと。私は入社2年目だけど、父は社会人としてもう何十年というキャリアがあって、やっぱりそれってすごいなぁと。自分自身が同じ社会人という立場になって、父の偉大さを改めて実感することができたかな。林さんは?

私は部署の先輩とその他を選んだ。

その他というのは?

プライベートで習っているバレエの先生。もう60歳を過ぎてる方なんだけど、“踊ることが好き”という原動力で、今でもバレエの指導をされている方なの。そういった好きということを原動力にされている姿は近くで見ていて尊敬できるし、その気持ちって私たちの仕事に通ずるものがあるので、いつも刺激を受けてるんだよね。

まさに、好きこそ物の上手なれだね。

そうそう。どんなことでもそうだと思うけど、好きという思いは、力になるのかなって。

Q.ワールドグループの好きなところを教えてください

<回答一部抜粋

■自分もこうなりたい!と思える先輩が多いこと
■先輩後輩の距離感が近く、気軽に相談ができること
■ドレッサーのみなさんが、全力で接客をされていること
■それぞれの個性を認めてくれること
■データ量が多いこと

「素晴らしい先輩や後輩に恵まれています」

では続いてワールドグループの好きなところを教えてください。

たくさんの方が働かれているので、様々な出会いがあるところが、ワールドグループの好きなところです。最近店舗だけでなく、本部の方とも仕事で関わる機会が多くなり、日々の新しい出会いがとても楽しいなぁと思っています

仕事だけでなく、同じ趣味の方とかと社内で出会ったら楽しいですよね。

そうですね。バイク好きな方がいらっしゃったら、色々お話してみたいです。もう手放しちゃったので、所有はしていないんですが(笑)。

色々な人と出会えるのは、やっぱり楽しいよね。私が感じたのは、素晴らしい先輩や後輩に恵まれていることです。ワールドグループに入社してから、クードシャンスとインディヴィに携わっているけど、どちらの店舗でも先輩や後輩がとにかく優しく接してくださるんだよね。相談ごとも気軽に聞いてくれるし、仕事をしやすい環境を作ってくださっているのは、本当に感謝してます。

私は、個性を認めてくれることです。最初は売り上げがなかなか取れなくてかなり焦っていたんですけど、私が書く日々の日報を評価してくださったんです。そういった得手不得手じゃないですけど、その人の長所をしっかりと伸ばしてくれるということは本当にありがたいです。

Q.今年下半期の抱負を教えてください

<回答一部抜粋

■常に何かを吸収できるよう、1日1日を大切に過ごしたい
■ドレッサーの楽しさを後輩たちに身をもって伝えていきたい
■指示をされる前に、自発的に行動したい
■新たなブランドでも戦力になる
■店舗計画売上の100%達成に貢献したい

「社会人として色々なスキルを身に着けたい」

では最後に今年下半期の抱負を教えてください。

ドレッサーとして色々な経験してきたこの1年半は、間違いなく今後に活きると思います。私の場合、途中でブランドの異動があったんですが、決してゼロからのリスタートではなく、これまでの経験や知識が活かされていますので、これからも積み重ねて、成長していきたいです。

入社から1年半は百貨店業態を経験し、下期からはSC業態のブランドへ異動する予定なんですけど、まずは新しい店舗で1日も早く信頼を得られるように頑張りたいです。あとは仕事以外の時間を学びに費やしたいと思っています。本を読んだりするのはもちろんですが、フォトショップやイラストレーターなどのスキルを身に着けておけば、今後どんな業務を任された時に何かの役に立つかもしれないので。

私はこれまでに培った業務の進め方や経験に固執せず、新たなブランドに移った時は、素直にすべてを吸収したいです。もちろんこれまでの経験は唯一無二のものであり、これからも活かされますが、ブランドによって仕事の進め方やルールは異なると思うので。まずはニュートラルな状態で柔軟に吸収できるよう努めたいです。

取材を終えて

鼎談を聞きながら思ったことは、店舗での業務から様々なことを学ばれているということ。店舗運営から後輩の教育、そしてお客様とのコミュニケーション。お客様と接することができるのは、現場での特権でもあります。“今”しか学べないことをしっかり吸収し、これからのキャリアに活かされていくはずです。

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