あの人のB面 Vol.12 小堺利幸さん
ワールドグループで名前だけ耳にしたことがある“あの人”の、普段目にすることができないプライベートの部分や、これまでの人生について掘り下げていく「あの人のB面」。今回は株式会社ワールド ネオエコノミー事業本部 サプライチェーンユニット ディレクター兼オリジナルジャパン株式会社の代表取締役を務める小堺利幸さんです。

【プロフィール】
こさかいとしゆき/東京都足立区生まれ、千葉県松戸市育ち。30歳の時、ボタンやファスナーなどを取り扱う卸売会社から株式会社ワールドテキスタイルに転職。現在は株式会社ワールドのネオエコノミー事業本部 サプライチェーンユニットでディレクターと、オリジナルジャパン株式会社の代表取締役を兼務。
可能性を秘めた二つの事業をもっと成長させたい
小堺さん、本日はよろしくお願いいたします!まずは現在の所属部署と業務内容について教えてください。
株式会社ワールドのネオエコノミー事業本部でサプライチェーンユニットのディレクターと、オリジナルジャパン株式会社の代表取締役をしています。ネオエコノミー事業本部では色々な事業を立ち上げているんですが、モノ作りに関するプロフェッショナルなメンバーを割り当てて、一つのチームを作り上げる役目をしています。またオリジナルジャパン社では、D2Cのオンラインカスタムシャツブランド「オリジナルスティッチ」を運営しています。現在35か国にシャツを販売しワールドでは珍しいグローバルな業態であることと、またオーダーメイドであるため、ロスゼロという点も事業の特徴です。まだまだ規模は小さいですが、可能性を秘めているので、色々なチャレンジを通して、これからさらに大きく成長させたいです。

ワールドにはどのような経緯で入社されたのでしょうか?
以前はワールドの取引先(ボタンやファスナーなど服飾雑貨を扱う卸売業者)に勤めていました。ご縁があり、30歳の時、ワールドテキスタイルに入社しました。
最初はテキスタイルのお仕事をされていたんですね。
はい。その後、ワールドテキスタイルがワールドにグループ化したタイミングで、メンズ事業に異動し、生産系の仕事をしていました。メンズ事業の後は、シンクロクロッシングズなどレディスブランドの生産も担当しましたね。その後、再びメンズに戻り、エクスプローラーズトーキョーの代表取締役社長を務めました。
メンズ事業に長く携わられてきたことは知りませんでした。
知らない方も多いかもしれません。その後、2018年からオリジナル社のプロジェクトに参加し、2021年からネオエコノミー事業本部のサプライチェーンユニットでディレクターをやっています。
多くの方とコミュニケーションをとって学んだこと
テキスタイルから生産、そして現在に至るまで、様々な業務をされてきていますが、未経験の部署へ異動された時、不安などありましたか?
不安は一切ありませんでした。むしろ新しい分野に挑戦したり、今までになかったビジネスモデルに携われるわけですから、とても楽しみでしたし、実際にやっていてとにかく面白いです。
確かに新しいことに挑戦できると捉え方をすれば、不安はなくなるかもしれませんね。こういったポジティブマインドだからなのか、小堺さんは常に笑顔で穏やかな印象があります。
そうですか(笑)?でもあまり顔には出さないように意識はしてます。仕事以外でもそうかもしれませんが、何かあってもあまり右往左往したくないんですよね。ワールドに入社して28年目になるんですが、これまで色々な方とお仕事をさせてもらってきました。多くの方とコミュニケーションをとってきたことで、色々と経験しこうなったのかもしれません(笑)。

学生時代は……察してください(笑)
ちなみに、学生時代はどんな生活をおくられていましたか?
やっぱりそこは聞かれますよね(笑)。簡単に言うと、学校に全く興味がありませんでした。まぁ、とにかくやんちゃなことばかりしていましたね。細かいことはこの場では言えないので察してください(笑)。
この穏やかな印象からは全く想像できません!可能な範囲でお話しいただけますか(笑)?
そうだなぁ…。時代もあると思いますが、バイクと音楽にハマっていましたね。バイクをいじったり、友達とバンドをやったり、学校に行かないでそんなことばかりしていました。

10年周期でブームが訪れます
今もバイクと音楽はお好きですか?
はい、今も好きなんですが、どちらもなぜかのめり込むのが10年周期なんです。ハマり始めて3、4年経つと徐々に興味がなくなり、バイクもギターも手放しちゃいます。と思ったらまた急にバイクに乗りたくなったり、ギターを弾きたくなったり…。それが10代半ばから20代、30代、40代と10年周期で訪れますね。
今57歳とのことでしたので、ブームは再来しましたか?
バイクはまだなんですが、最近ギターブームです。先日ふとギターが欲しくなり、会社帰りに御茶ノ水駅で途中下車をして、アコースティックギターを衝動買いしました(笑)。今回はバンドを組むというよりは、好きな曲を弾きたいという感じなので、教本を買って一人で練習しています(笑)。



休日はギターを弾かれていることが多いのですか?
ギターを弾くこともありますが、基本的に休日は家族と一緒にいることが多いですね。我が家は5人家族なんですが、長男と次男はすでに家を出ているので、今は妻と長女と3人で色々な所へ出かけてます。旅行も夏は海に行ったり、冬は流氷を見に行ったり、とにかく昔から家族で行動をとることが好きなんです。家族旅行は、30年間ほぼ欠かさずに行ってます。


とても充実したオフを過ごされていますね。
仕事も大事ですけど、僕にとってはオフも同じくらい大事です。なので、オンとオフはしっかりと分けています。
新たなチャレンジは、何よりも面白い
それでは最後に、ワールドグループの皆さんに向けて一言、お願いいたします!
やりたいことを一つに絞り、それを極めるということも大事だと思いますが、引き出しが多い人にも魅力を感じますし、僕自身はそっちのタイプだと思います。およそ27年間ワールドに在籍して感じるのは、この会社は新たなチャレンジがとてもしやすい環境であるということ。なので、ぜひ臆することなく新しいことにどんどんチャレンジしてみてください。自分の知らなかったことを身につけたり、新たな発見は、何よりも楽しいし、面白いです。

小堺さん、本日はお忙しいところ、ありがとうございました!
取材を終えて
「ひとつのことを極めるのも大事だが、色々な選択肢をもっているのも長所のひとつ」このお言葉が今回の中でとても印象的でした。未経験のことにチャレンジするときは誰しもが不安になると思います。しかし、これは新たなチャレンジであり、自分にとって新たな武器(長所)になります。若手のスタッフにはとても心強い言葉だったのではないでしょうか。それにしても、こんなに物腰が柔らかい小堺さんが、やんちゃな少年だったとは驚きです…。






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