OUR TEAMは 前回のささげチームに続きファッション・コ・ラボ 後編として、制作と運営チームにインタビュー。今春の組織変更でこれまで以上に一体となり、日々進化するオンラインビジネスと向き合う姿を届けます。

WOS制作部 インタビュー

――まず根本さんから経歴を教えてください

根本）2008年にワールド入社。スパークス推進や「オゾック」で店舗MDを経験し「ヘンゼル＆グレーテル」を経てワールド オンラインストアへ。現在は部長で、メンバーは全員で20名ほどです。

佐藤）業務委託を含むと4年前の入社で、以前はWEB制作会社でエンタメ系の制作などに携わっていました。
三田）入社9年目で、ファッションウォーカーのWEB制作を経て現在まで。前職でファッション・コ・ラボと仕事をしていたのがきっかけです。その前はベンチャーでアプリゲームにも携わっていました。

――日々進化するデジタル。まずは苦労する点から教えていただけますか？

根本）いや、苦労だと思っていないんですよね。向き合って学ぶ事だから。今は管理の立場として、メンバーのモチベーションを大切に、スキルアップできる環境を考えていく。

――スキルアップするには具体的に？

根本）やっぱり新しい情報を集めます。アパレルに限らず自動車だったり、他の業界までリサーチ。いくらでも情報はあるから。

いかにお客様を惹きつけるLPランディングページを創るか

佐藤）オンラインストアのLPランディングページ (※ユーザーが最初に見るWEBページ）を1からデザインし、設計構築しています。真っ黒な画面にダーッと文字や記号が並んでいるのを見たことがある方もいると思いますが、そういったものとにらめっこしたりもしています。

――設計はどこで学んだのですか？

根本）これまでの他の業務もそうでしたが、働きながら自分で学びました。
佐藤）独学の方もいれば、根本さんのように学校に行く方も。

三田）入社して先輩に教えてもらいながら習得しました。

店頭と同じ。WEBサイトも週1回VPを変えていく

根本）WEBも店頭と同じで、VPを変える様にオンラインもビジュアルが大事です。

佐藤）基本はブランドの「こうしたい」という要望に対して、我々が作っていく。課題の解決をしながら、デザインとかコーディング担当まで複数のメンバーが関わります。

三田）売上規模にも沿いますし、メインのスライドに出したいなど様々な要望が来る。色んな人が関わっているので、苦労といえばキャッチアップして調整をすることかもしれません。

――オンラインを支える立場から、グループの皆さんに伝えたいことは
根本）実は意見がキャッチアップできてないなと思っていて。「どう変えたら良いか」を素直に聞いてみたい。皆さん、直接根本宛にメールしてほしい（笑）。
佐藤）真っ新な状態で意見がほしいですよね。購入した決め手は何か、デザインが綺麗なのか、それとも何かを率直に。制作チームは生の意見を聞く機会は少ないので。

根本）データは見れるけどね。その裏側が知りたい。

――チームとしてどの様にしたい？
根本）制作はプラットフォームとして外の企業にも携わります。公表しているものだとニッセンさんや、ウサギオンライン、グループ内ではラグタグも。「ワールド オンラインストア」を母体に外部も含めた制作を担うのがチームの役割ですね。

フラットなチーム。それぞれが得意なものを共有

佐藤）専門職の集団でデザイナー、エンジニアはやっぱり新しいモノ好きだし、個々がアップデートしたいという気持ちが強いですね。

三田）新しいことを覚えるのって苦痛なときもあると思うのですけど、アップデートしたときにやりがいがあるんです。メンバー毎にプロフェッショナルな分野があって、上司、部下の関係であっても、皆が得意なものを共有でき、それを素直に聞けるチームであり続けたいと思います。

WOS･WPC運営部　インタビュー

――まずはプロフィールを

河田）2009年に新卒入社で、SPARCS推進企画部、戦略推進部での全社横断推進、EC/CRMでの分析・企画、デジタルリテールでの企画推進等を経て、現在はワールド オンラインストアとワールド プレミアムクラブの責任者、メンバーは20名弱です。  
島村）2018年に新卒入社で「アナトリエ」の新宿マルイと池袋東武、その後WSP人事を経て1年前に異動しました。  
山口）「オゾック」三宮やJR大阪、イオンモール神戸北を経て、社内公募で「アルブム」のバイヤー志望で本社へ異動。でもいざ出社したらECをやることになり、当時は手探りな時代で1から調べながらの状況でした。その後はSPを経たのち、自らの希望で「コルテラルゴ」でECと販促を担当しました。  

井上）2013年入社で「タケオキクチ」新宿マルイメン、有楽町マルイ、大宮そごうなどを経験したのち、「アンビルト タケオキクチ」を経て異動しています。  

――皆さん店頭経験者ですね

河田）島村さんはワールド公式LINEアカウント運用から、WPCメルマガやインスタまでマルチにお客様との接点を担当。山口さんはブランド経験を活かし、モールの立場から売上改善の支援や提案を行うコンサルタントに近い役割。井上さんはデジタルマーケに特化し、 メール、LINE、アプリ等の訴求やWEB接客のパーソナライゼーション、サイトUI改善も担当してくれています。

――デジタルマーケは皆初めてですよね

河田）デジタルマーケって日々進化していくため、感度高く情報を収集し、勉強ができる努力家が向いていると思う。

――勉強はどこで？
井上）本で。

――（一同感心！）

「アンビルト タケオキクチ」でブランドメルマガを自分で配信していたことがベースに。異動して最初はわからないことばかりで、とにかくみなさんに迷惑をかけない様に学んできました。  

「お客様にいかに喜んでいただくか」という視点は同じ

河田）オンラインは顔は見えないけれども店頭と同じ。使いやすく、わかりやすいサイトで、お客様に嬉しい・楽しい体験を提供できているかどうか。そういう意味では、各メンバーの店舗経験が実を結んできているし、店舗・ECの垣根を越えたOMO視点で売上改善につなげられる。

――コンサルティングはブランド経験が基礎にありますね

山口）限られた時間と期日でというのは結構難しくて。ブランドとモール側、双方で話し合いながら調整します。

河田）EC基本業務の徹底やモール施策への参加推進など、ブランドのみなさんとの日々のコミュニケーションが非常に重要で、山口さんのチームはブランドでの業務経験者も多く、両方の業務を知り、その上で会話ができることも強みです。

最初は言葉がわからず宇宙人語かと

島村）初めて会議に出た時は宇宙人語かと思ったぐらい言葉が解らず、意味を1個ずつ調べていたら、話を聞き逃しちゃうとか。

――専門用語が多いですものね。配信は緊張感がつきまとうと思うのですが
島村）不安すぎるときは先輩に伝えて、一緒に確認もしてもらう。とにかく確認し、ミスを少なくする癖をつけています。

――精度を高めるために行ってることは？
島村）このワードを入れたらよくなかったとか、売上も見て1つずつ検証。あとは他社の配信も見てアイデアを溜めていきます。

山口）島村さんも井上さんもブランドからの要望に対してプラスアルファで返して、気付きを次の仕事に活かしていますよね。

――店頭メンバーにメッセージを

島村）私は店で毎日楽しかったことが今に活きている。何かを訴求する時にお客様の顔が浮かんで「この人だったら、どう思うかな」と。本部は遠い存在だと思っていたのですがそうでもないと感じます。興味がある人は是非声を上げてチャレンジしてほしい。
山口）異動してきた時はほとんどパソコンを使うことが出来ず、関数とか全く知らなかった。でも今は日々エクセルやツールを使って業務を行っているので、やる気さえあれば何とかなるかなと。  

井上）本当にドレッサーってすごいと思う。直接お客様と接して声を聞いている。一番お客様のことを理解しているのは自分達だという気持ちを大切にしてほしい。    
河田）店頭でのスタイリングやブログ投稿がお客様に支持され、EC経由受注も50％を超えるなど、ドレッサーのみなさんには店舗だけでなくEC上でも輝いてほしい。OMOの実現、より良い顧客体験の提供には、ドレッサーのみなさんの力が必要不可欠です。

――最後に今後の目標を

井上）まずはチームに貢献し、安心感のある存在に。ハード面の理解も強くして自立していきたい。
山口）日々の業務を楽しみながら、売上拡大させていきたいですよね。  

島村）何か聞きたい時に「じゃあ、島村さんに聞こう」と信頼されることが直近の目標。

河田） 若手メンバーだけでなくベテランも含め、計画達成に向けて一丸となって頑張ってくれていることに報いたい。EC業務は日々緊急の対応も飛び交っているが、楽しく、成長につながるように。あとはマーケットの風向きが変わってくれることにも期待したい。

――取材を終えて

日々自ら学び、業務を向上させようとする姿勢を皆さんから強く感じたインタビューでした。私たちもフラットに意見を伝え、グループの皆の力でワールドらしいデジタルをお客様に伝えたいと感じました（MOVING編集）