日々、最前線で働くドレッサーのみなさん。接客はもちろん、店舗の魅力やチーム力を評価されて、商業施設から表彰を受けたワールドグループの店舗やドレッサーをご紹介します。

今月の受賞店舗は、タケオキクチ 新宿マルイ メン店とクード シャンス 堺タカシマヤ店です。タケオキクチ 新宿マルイ メン店は、売上好調・目標達成を評価され、「2022年度8月 優秀ショップ賞」を受賞。クードシャンス 堺タカシマヤ店は、ハウスカード獲得を評価され、「2022年上期カード獲得3位」を受賞しました。

個人としての受賞は、タケオキクチ 京都タカシマヤ店にお勤めの北畠 俊祐さん。これまでも多数の表彰をされていますが、今回も優秀なサービスを評価され、8回目となる「グッドサービス褒章」を受賞しました。

今月は、タケオキクチ 新宿マルイ メン店、そしてタケオキクチ 京都タカシマヤ店の北畠 俊祐さんにお話を伺いました。

タケオキクチ 新宿マルイ メン店

売上好調・目標達成を評価され「2022年度8月 優秀ショップ賞」を受賞したタケオキクチ 新宿マルイ メン店。今回は、店長の蒲谷 祐太さんと副店長の黒川 耕大さんにお話を伺いました。

――受賞おめでとうございます！まずはご感想を。

最高です！！！たくさんあるショップの中でタケオキクチとしてこのような賞をいただけることはとても光栄に思います。

――今回受賞できた要因はどこにあると思いますか？

普段からとても仲が良く、最高の雰囲気の中でみんなの持っているポテンシャルを最大限引き出せたことが大きな要因だと思います。

――店舗の雰囲気の良さが今回の受賞につながったのですね。接客する上で意識していることや大切にしていることは？

『またこのお店に来たい』
一人ひとりが奉仕の精神を忘れることなく、お客様ファーストに考え、お客様に最高のパフォーマンスをお届けできることを大切にしています。

――お客様を第一に、ですね。店舗全体で意識的に取り組んでいることや強化していることはありますか？

笑顔と挨拶。当たり前なことだからこそ新宿マルイメン タケオキクチでは、朝礼時に最近あった楽しい出来事や笑ったことなどを共有し、笑顔の筋肉を使うトレーニングを行っています。

――朝礼時の共有が仲の良さにつながっているのですね。今回の受賞を受けて、一緒に働く仲間に一言お願いします。

日頃みなさんがお客様と真剣に向き合った結果だと思います！　そして、お客様を大切に思えるみなさんと一緒に働けたことをとても嬉しく思います。別の店舗やブランドになっても、ここで培った力を遺憾なく発揮し、ひとりの人間として輝き続けることを願ってます。

――現在は、受賞した8月度からメンバーも変わっているとのことですが、そんな中、タケオキクチ 新宿マルイ メン店の強みはどこにあると思いますか？

コミュニケーションの多さだと思います。お店として必要な共有事項だけではなく、楽しかったことや悩み、時には不満なんかも。日頃からコミュニケーションをとっているので、直接言い合える関係性を築けています。意外と話してみないと、相手がどう思っているかってわからないですよね。日頃のコミュニケーションが、お店として強いチーム力になっていると思います。

――良い関係性が、写真からも伝わってきます！　最後に今後の目標を教えてください。

10月からメンバーも代わり新体制となっております。新しい仲間と、最高のお店で、今後もたくさんのお客様に笑顔をお届けしていきたいと思います。

※8月在籍メンバー：蒲谷 祐太さん、黒川 耕大さん、宮川 寛子さん、宮下 龍さん

※現在籍メンバー：蒲谷 祐太さん、黒川 耕大さん、吉田 裕也さん

タケオキクチ 京都タカシマヤ店　北畠 俊祐さん

続いては、これまでも様々な賞を受賞されているタケオキクチ 京都タカシマヤ店の北畠 俊祐さんにお話を伺いました。

――今回は「グッドサービス褒章」の受賞となります。あらためて、おめでとうございます！　8回目の受賞になるかと思いますが、あらためてこの賞について、そして受賞された感想を教えてください。

「グッドサービス褒章」とはお客様からバイネームでお褒め・感謝のお言葉をいただき、且つ売上優秀スタッフに贈られる賞です。
今回は九州から旅行でお越しいただいたお客様からお褒めをいただきました。京都観光がお好きな方で、前回（コロナ禍以前）にご来店された事を私が覚えていて話が盛り上がり、有意義な時間が過ごせたとお褒めいただきました。お客様のご旅行のいい思い出に残れてよかったなと感じています。

――旅行で訪れた土地で、自分のことを覚えてくれていたというのはうれしかったと思います。様々な賞を受賞し続けている中で、北畠さんはどのように高いモチベーションを保っているのでしょうか。

私も人間ですので常にモチベーションが高いわけではございません、、、。元来人見知りですので他人と会話する事が億劫な時や仕事に対して気分が乗らない時、将来に不安を抱えている事など多々あります。ただ、好きで選んだ職業ですのでいつも一定のパフォーマンスが出せるよう「好きでいる努力」はしているつもりです。

――元来、人見知りというのは意外です。日々の中で仕事のためにしていることはありますか？　仕事に直結しなくても、結果的に仕事に活きていることなど。

元々が人間の心理を読んだりすることが好きなのでインスタグラムなどで「コミュ力上げる」系のアカウントはフォローしています。「会話が続く人の好かれる会話術」や「気づかれずに本音を引き出す心理戦術」など面白いですよ。
あと、一番役立っているのは子育てです。今、人生一番の趣味が4歳の息子と遊ぶことなのですが、息子の気持ちに耳を傾け理解しようと努力する事、幼稚園児でも理解し、腹に落ちるように伝える事など常に考えています。育児本などを読んで思うのは、結局は子供も大人も同じ人間なので接し方は変わらないなという事です。自立を促す接し方などは部下の育成に役立ちますし、どうすれば楽しく話をきいてくれるかなどは応対そのものです。息子に様々なことを教えてもらっています。

――なるほど、子供とのコミュニケーションが仕事にも活きているのですね。以前、「メンバーに応対の楽しさを教えていきたい」とおっしゃっていましたが、北畠さんご自身はどのようなときに応対の楽しさを感じ、それをどうメンバーに伝えていきたいですか？

先程も述べましたがお客様の心理を読み応対し、読み通りの反応が返ってきた時が楽しいです。あまりノリの良くなかったお客様が徐々に心を開いてくださりどんどん応対が盛り上がっていくストーリーが作れるのが販売員の醍醐味だと思います。そうなるとあとは何も考えずにお客様との会話をただ楽しんでいます。
ただ、メンバーにはマニアックすぎると思うので、まずは「考える楽しさ」を伝えていきたいです。

――ストーリーという言葉が印象的です。その域に到達するには経験が必要だと思いますが、はじめたばかりで応対の難しさを感じているドレッサーにアドバイスをするとしたら、まずは何を伝えますか？

型にはまらず「好きにすればいいよ」です。販売員って「いらっしゃいませ」の言葉ひとつとっても「これぞ販売員」みたいな形式的なものがいまだに根強くあると思うんです。お洋服が好きで入社してきた方ほどこういうステレオタイプなマニュアルを強く守る傾向にあると思います。もちろん、礼儀・愛想は高いレベルで必須ですが、もっともっとご自分の個性（人間性）を出してお客様との会話を楽しんだ方が自分も楽しいですし、お客様も安心できると思います。リアル店舗に買い物に来て下さるお客様は「商品を購入する」以外に価値を求めているからこそわざわざ足を運ぶわけで、その価値は販売員との「出会い」です。普通の接客をする普通の販売員はこの世にごまんといるので、埋もれずに個性を出してお客様に選ばれる販売員になりましょう。

――アドバイス、ありがとうございます。最後に北畠さんご自身の直近の目標、そして長期的な夢ややりたいことを教えてください。

直近の目標は2年連続でいただいている高島屋の年間最優秀賞「営業本部長褒章」の3回目獲得です。賞をもらうことが目的ではないですが、サービスを形にできる唯一の手段なのでこだわりたいです。
やりたいことは２つあります、ひとつは私は応対しか特技がないので洋服以外の色々なものを扱ってみたい、売ってみたいです。いずれは小さくても自分で商売がしたいなと、、。

ふたつめは今のブランドにはトレーナーのように応対を教える制度がないのでそういうこともやってみたいです。サービスチェックだけではなく実際色々な店舗で応対し、自分の応対を見てほしいですし、メンバーの方ひとりひとりにあわせたOJTがしていければいいのになと夢描いています。

今月は、タケオキクチ 新宿マルイ メン店、そしてタケオキクチ 京都タカシマヤ店の北畠 俊祐さんにお話を伺いました。素敵なお話、ありがとうございました。

これからもワールドグループの様々な店舗やそこで活躍するドレッサーのみなさんをご紹介していきます。表彰を受けた店舗やドレッサーのみなさんは、「Synergy」で掲載していた頃と同様に、店頭ポータルサイト/ライブラリの表彰報告アンケートからぜひお知らせください。MOVING編集局より、取材のご連絡をいたします。

次回のご紹介もお楽しみに！