あの人のB面 Vol.13 髙橋啓介さん
ワールドグループで名前だけ耳にしたことがある“あの人”の、普段目にすることができないプライベートの部分や、これまでの人生について掘り下げていく「あの人のB面」。今回はグループ執行役員でありSDGs 推進室 室長やラクサス・テクノロジーズ株式会社の社長などを務める髙橋啓介さんです。

プロフィール)
たかはしけいすけ/1978年9月生まれ。慶応義塾大学環境情報学部を卒業後、コンサルティング会社のローランド・ベルガーに入社。自動車、商社、鉄道など幅広いクライアントにおいて、事業戦略の立案などを担当。2020年8月にワールド入社。現在はグループ執行役員、SDGs 推進室 室長、ネオエコノミー事業本部 本部長、F3 ユニットリーダー、グループ企画本部 副本部長、デジタルリテール推進本部 副本部長、そしてラクサス・テクノロジーズ株式会社 社長と多岐にわたり活躍。
色々なことで「ワールドって凄いよね」と言われたい
髙橋さん、本日はよろしくお願いいたします!まずは現在の所属部署と業務内容について教えてください。
様々な業務に携わっていますが、簡単に言えば、環境大臣、新規事業大臣、そしてラクサスの社長という感じでしょうか(笑)。SDGs 推進室では、今年6月に発表した「2022ワールド サスティナビリティ プラン」の作成をしました。もちろん、環境や社会全体のためということは言うまでもありませんが、今後のSDGsを軸とした戦略はワールドグループにとってのチャンスだと考えています。全社をあげたこの取組みが、グループ全体をより良く、より強くするきっかけになるので、これを機にワールドをもう一段成長させていきたいです。新規事業に関しては、より個の時代、つまりは個が輝く時代になると思うので、それに向けて事業作りをしたいと思っています。そしてラクサスに関しては、シェアリングによって新しい社会、生活スタイル、価値観をつくりだす事業だと思っていますし、とてもやりがいを感じています。どの事業に対しても、「やっぱりワールドってすごいよね」って言われるようになりたいですね。

中高6年間で培った“自由と責任”
学生時代はどんな生活をおくっていましたか?
小学校の頃は成績もよく、運動も得意だったので、まわりからは神童だと言われていたし、正直、自分でもそうだと思っていました(笑)。その後、中学受験をして中高一貫の私立に進学したんですが、そこには自分より頭のいい人ばかり。すぐに鼻を折られました。世の中には凄い人がたくさんいて、自分は特別凄いわけではないんだと気づかされました。その学校は、自由と責任を重んじる校風だったこともあり、当時はつい遊ぶことばかり考えていましたね。ほとんど出席しなくてもよかったので、“学校にちゃんと行く”というマインドがインプットされませんでした(笑)。ただ、「自由には責任が伴う」という自由と責任のバランスはこの6年間で培われたと思います。

会社勤務に、サイト運営。忙しかった大学時代
大学時代はどのような学生でしたか?
大学時代はどのような学生でしたか?
大学時代はスタートアップに興味を持っていましたね。いつか自分で事業をやりたいと思っていたこともあり、いくつかのスタートアップ企業で働いていました。その頃、食材宅配サービスでおなじみのオイシックス代表である高島宏平さんとの出会いがありました。この方は、元々、コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーにいらしたのですが、それでコンサルティングという業種を知り、興味がわきました。
学生でありながら、すでに社会人でもあったのですね!
はい。あとは、自分でマッチングサイトを運営していました。自称・携帯電話をもちいたデータベース型のマッチングサイトを世界で初めて作った人です(笑)。
詳しく教えていただけますか?
NTTドコモ対応の携帯電話で、メールの送受信やウェブページ閲覧などができる世界初の携帯電話IP接続サービスのiモードのサービスが1999年にスタートしました。そのiモードが世に出る前にそういうサービスができるということを聞き、iモードがローンチした瞬間にマッチングサイトを開設したんです。掲示板型のタイプは昔からあったんですが、僕が作ったのはデータベース型のサイトだったんです。そういったサイトはこれまでなかったのですぐに注目を集め、雑誌などにも紹介されました。そのサイトを通じて、結婚された方もいらっしゃったんですが、それを聞いた時は嬉しかったですね。

今もそのサイトは存在するんですか?
いえ、僕がサイトのドメイン代を払い忘れて、その瞬間にサイトはなくなりました(笑)。
色々な人をあっと言わせることが昔から好き
もったいない(笑)!学校外で積極的に活動されていたようですが、学校では何か活動をされていましたか?
大学ではアイスホッケーのサークルに入っていました。全くの未経験だったんですが、野球やサッカーと違って、大学から始める人が多く、横一線で始められたので、アイスホッケーを選びました。ただ、働くことが楽しすぎて、大学2年で辞めちゃいました(笑)。あとは花火を打ち上げました。子供の頃に父親が連れて行ってくれた花火大会がすごく印象的で、それ以来花火が大好きで。うちの大学(慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス)では、七夕祭と秋祭というイベントが行われるんですが、そこで花火を打ち上げていました。そのために、花火を打ち上げるための資格も取得しました。

色々な活動をされていた学生時代ですが、マッチングサイトや花火などご自身だけでなく周りの人が喜んだり、楽しんでくれることがお好きなのですね。
それはありますね。昔から自分が作ったことであっと言わせることが好きなんです。それは、今でも変わっていませんね。
興味のある会社だけに資料を送り、面接を直訴
充実した大学生活を送り、卒業後はローランド・ベルガーへ就職をされたんですよね。
はい。先程言ったように、オイシックスの高島社長と出会い、コンサルタントという仕事に興味を持っていたので、いくつかのコンサルティング会社へ大学時代にやってきたことをパワポにまとめて「試験を受けさせてください」って送りました。そうしたらいくつかの会社が面接をしてくれて、ローランド・ベルガーに内定をもらいました。ただ留年してしまったので、半年遅れて入社し、それまでアルバイトとして働いてましたね(笑)。

ローランド・ベルガーに入社後はどのようなお仕事をされていたのですか?
色々なプロジェクトに携わりましたが、最初は自動車チームに配属されました。職場で実践を通じて業務知識を身につけていくOJT(On the Job Training)だったので、覚えることが多く大変でしたが、ありとあらゆるテーマがあり、色々なことを経験させてもらいました。
本当にやりたかったことをするため、転職を決意
そんな髙橋さんが、なぜワールドに入社しようと思ったのですか?
ローランド・ベルガーではパートナーというポジションで日々忙しく、やりがいもありましたが、コンサルティングなのでいわゆる自分が実務をやっているわけではありません。つまり、社会人として実務経験がなく、そのことに対してずっと劣等感がありました。「自分は何になりたかったんだ?」と自問した時に、ずっとローランド・ベルガーにいることが正解なのかを考えてしまったんです。元々事業がやりたかったんじゃないかと。そのタイミングで鈴木さんからのお誘いがあり、ワールドは可能性を秘めている会社だと純粋に思ったので、転職を決意しました。

鈴木さんとはローランド・ベルガー時代に出会われたのですよね?
はい。僕が入社4年目の時に、鈴木さんが転職してきました。同じチームにはならなかったんですが、喫煙所で親交を深めました(笑)。その後、鈴木さんは別の会社へ転職されたんですが、連絡を取り合ってバーなどに連れて行ってもらいましたね。僕が酒好きになったのは間違いなく鈴木さんの影響です。カルアミルクばかり飲んでいた男が、今はラガヴーリンのソーダ割りにハマってますから(笑)。

休日は娘と全力で遊んでいます
公私ともに影響を受けられているのですね(笑)。ちなみに休日はどのように過ごしていますか?
4歳の娘と公園へ行って、キックボードやストライダに乗ったり、木登りをしたり、あとは自宅の庭でどろんこ遊びをすることが多いです。平日は忙しいので、その分、休日は全力で娘と遊んでます(笑)。あとは兵庫県の丹波篠山市に若者が古民家を運営しているんですが、そこで手伝いをたまにしてます。以前は月1のペースで行っていたのですが、最近はあまり行けてないので、近いうちに行きたいと思っています。そこには高さ30メールくらいのもみの木があるのですが、この木でクリスマスの時期にイルミネーションをしたらみんな喜ぶなぁと思い、仲間と協力してやりました。地域の人に「元気が出た」と言われたのが何よりも嬉しかったです。

チャンスをいかして、ワールドを変えていきましょう!
それでは最後に、ワールドグループの皆さんに向けて一言、お願いいたします!
ワールドは可能性に満ち溢れた会社です。しっかりと考えて、ちゃんとやりたいことを伝えれば、必ずチャンスをくれる会社だと思っています。やりたいと思っていることに対して無碍にはしません。僕自身、そう思ってこの会社に転職しました。「2022 ワールド サスティナビリティ プラン」を作りながら、ワールドは本当に色々やっているなぁと改めて思いました。もっともっと成長して、もっともっとお客様に笑顔になってもらいたいです。下期から新規事業の公募をしますので、ぜひ応募してください。素晴らしい財産がある会社なので、自らの手でワールドを、そして社会を変えていきましょう!
髙橋さん、本日はありがとうございました!

取材を終えて
「人を喜ばせるのが好き」という髙橋さん。学生時代からマッチングサイトや打ち上げ花火、そしてもみの木のイルミネーションなど、積極的かつ幅広く活動されてきたお話を聞き、とても感銘を受けました。髙橋さんがおっしゃる通り、ワールドには素晴らしき財産、そしてチャンスがあります。この機会を活かし、自分自身を、ワールドを、そして社会を変えていきましょう!






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