「MY STANDARD」 Vol.50 泉 波奈さん
ワールドグループのスタッフに、長年愛用する“スタンダードなアイテム”を紹介していただく「MY STANDARD」。今回は、ティンパンアレイ 営業企画室 室長の泉 波奈さんです。
Olympia Le-Tanのバッグ

‟運命の出合い”のバッグたち
「細部まで手の込んだ刺繍や装飾、父ピエール ル タンのイラストをもとにしたおしゃれかつ遊び心のあるデザイン、この唯一無二のガーリーな世界観がたまらなく好きです。他ブランドとのコラボやセカンドラインなどからこつこつとコレクションし、初めてのオランピアのバッグは2015年くらいに出合ったレコード型のバッグ。出番が多いショルダーストラップが付いているモデルは、アクセサリー感覚で使っています。今もRAGTAG Onlineでお気に入り登録して入荷を見逃さないようにしていますが、オランピアのラッキーナンバーに合わせて世界で16個しか作っていないものも多く、なかなか出合えません。オランピア本人がブランドを離れる以前のアーカイブは出合ったらもう運命。余程状態が悪かったりデザインが好きじゃないものでなければ使い勝手がよくなくても買ってよいことにしています(笑)。」
PRADAのTシャツ

大切に着続けるこだわりのTシャツ
「うさぎやロケットなど近未来的で遊び心のあるモチーフが多用された2016年春夏のTシャツです。2017年にRAGTAG渋谷店で働いていた時に店頭でたまたま見つけて一目惚れして買いました。ミウッチャの先進的かつ独創的なクリエーションはいつも面白く、プラダとミュウミュウもまた憧れのブランドの一つです。猫やうさぎモチーフには弱いのですが、動物系のデザインはほっこりしたりファンシーになりがち。でもこれは、うさぎがドット絵みたいになっていて顔もかわいすぎず、首が詰まっているボックスシルエット、かつシックなカラーリングなのでおしゃれに着られると思っています。しかもただのプリントTシャツではなくて、うさぎ部分だけアップリケのようになっているという凝った作り。Tシャツは毎シーズン何かしら買い足していますが、まだこれを上回るTシャツはなく、大事に着ています。」
九谷焼の器

故郷・石川県に想いを馳せて
「コロナ禍前の興味関心は、ほぼ服。食・住にはそこまでこだわりがなかったのですが、家にいる時間が増えて、少しずつかわいい器を集めるようになりました。小鉢は「上出長右衛門窯」の工房で買った「笛吹」シリーズのもの、小皿は金沢市内のセレクトショップ「niguramu」のオリジナルブランド「KATAKUTANI」のものです。ともに昨年の春2年ぶりに石川県の実家に帰省した時に購入しました。九谷焼というと五彩を中心とした色鮮やかなデザインを思い浮かべますが、これらはとてもシンプル。九谷焼らしい色使いの、赤いうさぎのおちょこと箸置きは最近アフタヌーンティーリビングで買った兎年のお正月限定商品。大好きなフランス人アーティスト、ナタリー・レテとのコラボアイテムなのもポイントです。九谷焼に限らず、最近は現代的なデザインのおしゃれなものもたくさんあり、頻繁に帰れないこともあってか地元石川の工芸品や名産品が気になっています。」

プロフィール)
いずみはな/石川県出身。大学卒業後、2013年にティンパンアレイ入社。RAGTAG原宿店、営業企画室、渋谷店、下北沢店(店長)を経て、2020年から再び営業企画室に戻り、今期から現職。服以外の好きなもの・趣味はファッション雑誌、純喫茶、クラシック建築巡り、コンサート・観劇、骨董市。「バラクラバ的なものが欲しいと思ったのですが、買う勇気がなくYouTubeなど見ながら試しに編んでみたらそれらしくできたので、そこからかぎ針編みにハマっています。欲しいものが見つからなければ自分で作るのは、DIY好きの母の影響です。」






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