サービスの基本 Vol.17 最終回

サービスにおける基本的な疑問に対して、店長のみなさんはそれぞれどう考え、行動しているのかを毎月ご紹介します。彼らの考える「サービスの基本」とは? 今回が最終回となります。
お聞きしたのは、こちらの店長

オペーク ドット
クリップ
FKD宇都宮店

ピンクラテ
イオンモール岡山店

ドゥールームー
高崎店
今月の基本「他者から感銘を受けた言葉や行動は?」
モチベーションの高い店長が、お客様やスタッフメンバー、家族や友人問わずに頂いた言葉や行動の数々。自身へ影響を与えたものとは?
■鈴木なつみ店長(オペーク ドット クリップ FKD宇都宮店)の場合

できない自分を認めて受け入れる
「『自分を認めること』入社し数年が経って行き詰まった時に友人からかけられた言葉でした。自分が得意なことを認めるのは簡単かもしれませんが、大切なのは自分が苦手なこと、できないことを認める=自分を許す、ということに気付きました。できないからと自分を責め続けるのではなく、『できないのは何故だろう?』、『自分の立場がスタッフだったらどうアドバイスし改善までもっていくだろう?』と思考を変えることが大事。自分自身で考えすぎると自分よがりな考えになってしまうので、スタッフや友人からの意見のように第三者の視点から物事をとらえる。そのように考えが変わった今、行き詰まった時のモチベーションはむしろ高くなった気がしています」
プロフィール)
2003年入社。これまでに、およそ10ブランドのドレッサーを経験し、2021年よりオペーク ドット クリップへ。プライベートでは、中学生と高校生の母親であり、保護犬や保護猫を新しい家族へつなぐ活動も行う。環境問題にも興味があり、ワールド エコロモ キャンペーンやエコ商品の開発など、サステナブルな自社の取り組みに関心があります。「衣食住の衣も“環境に優しい”がマストだと思っています」
■溝口小扶里店長(ピンクラテ イオンモール岡山店)の場合

エンターテインメントから学ぶサービス精神
「私は音楽や舞台などが好きなのですが、ミュージシャンや役者さん、制作スタッフの方々のインタビューなどを見て、仕事への向き合い方や考え方の学びを得ることが多いです。その方々が『お客様に喜んでいただく』というひとつの目標のために、力を注がれている姿に感銘を受けています。『お客様に喜んでいただく』ために仕事をするのは私たちも同じです。今日お会いしたお客様が一番嬉しいと感じるサービスが何なのか考えることが大切だと感じていますが、その考え方はエンターテインメントから教わった気がします」
プロフィール)
岡山県生まれ。2017年、ワールドに中途入社し、ハッシュアッシュ エブリイ津高の店長に。ハッシュアッシュのブランド終息に伴い、ピンクラテ イオンモール岡山店の店長に就任。趣味は音楽、映画、舞台鑑賞。「読書も好きなので、読書にも時間を費やしたいです」
■鈴木哲也店長(ドゥールームー 高崎店)の場合

お客様だけでなくスタッフや自分にとって最善の答えを模索する
「お客様から頂いたお褒めの言葉は多く、一つにしぼることができません。ただ、ワールドでたくさんの方々と出会い、様々なことを経験し学びました。そこで自身に影響を与え、今の私の一部となっている言葉をいくつか紹介します。『自分の耳に入るものは必ず今の自分に必要なヒントがある』『正しいと思い込んでいたことが正しくないこともある』『相手の言葉だけではなく表情や心も見る姿勢』『“当たり前”のその先を考え行動することが評価となる』これらの言葉から、今も一つ一つの物事において深く考え、“お客様、スタッフ、自分にとって最善の答えを見つける”ということを胸に、日々励んでいます」
プロフィール)
神奈川県横浜出身。2008年に入社し、スタイルジャムのキッズ担当からスタート。その後、オペーク ドット クリップでサブ、店長で8年在籍(ららぽーと横浜、新百合ヶ丘、池袋エソラ、イオンモール高崎)。2021年4月にドゥールームー高崎店へ異動となり店長に。趣味は、神社仏閣巡り。「休日は、妻と自然の豊かな場所へ行くことが多いです」
取材を終えて
リニューアル後、17回にわたってお送りしました「サービスの基本」。各店長の考えや大事にしていることなどをお伺いし、すぐに参考にできるアイデアから改めて考えさせられる思考まで、印象的なお話をいろいろと聞けてとても興味深かったです。改めて、登場していただいた総勢12名の店長の皆様、ありがとうございました!






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