自分が着たい服を作り、伝えよう 「tk.TAKEO KIKUCHI」ビジュアルスタッフが商品企画

ブランド25周年につなげるファンづくりを
「tk.TAKEO KIKUCHI」は、ビジュアルスタッフ2名が商品企画を行う「K’ Project」を今秋開始しました。これからのブランドを体現する次世代スタッフのリアルな声、感性を反映させる取り組みとして、SNS活動で実績のある「あゆた」と「Aoi」を選出。プロジェクト第一弾として秋冬商品6型を公式オンラインストアと一部店舗で発売しました。今回はMOVING編集がおふたりにインタビューをしました。

あゆた (北浦 歩大)
https://www.instagram.com/kitaura_ayuta/
ブランドインスタライブで人気のビジュアルスタッフ。
クリーンで今らしいスタイルを得意とし、
抜群のセンスで同年代のファッションアイコンに。

Aoi (川本 葵)
https://www.instagram.com/imao____02/
InstagramだけでなくTikTokでも活躍中。
ファッションだけでなく、その時々の気分に合ったヘアスタイルも人気を集めている。
MOVING編集)もともとおふたりはドレッサー出身ですが、今も店舗に立つことはあるのですか?
あゆた:土曜日はルミネエスト新宿に入るようにしています。やはりお客さまの動向は感じたいですし、商品につなげられたら良いなと考えていますので。
MOVING編集)ルミネエスト店は今とても女性のお客さまも多く理想的な店舗ですね。
――これまでの経歴を簡単に教えてください。
あゆた:なんばマルイ、天王寺ミオ、ルクア大阪を経験しました。最初は別の業界に就職したのですが、ファッションが好きだったので徳島から何も決めず体ひとつで天王寺ミオに「アルバイト募集していますか?」と訪ねたのが始まりです。その時19歳でした。その頃から漠然と作る側もやってみたいということは考えていました。
MOVING編集)Aoiさんは、どのブランドに?
Aoi:ひたちなか(茨城県)ファッションクルーズの「THE SHOP TK」でドレッサーとして働いていました。そこで社内公募を受けたのですが、公募先ではなく、縁があって「tk.TAKEO KIKUCHI 」でビジュアルスタッフになりました。

MOVING編集)その後本部で、ECドレッサーを担いおよそ3年目。フォロワーも多く前回のワールドグループアワードでも上位でしたね。そこから今回のプロジェクトに?
あゆた:今年に入って「自分たちで、自分たちが着たいものを作って、それを打ち出した方がいいんじゃないか」と、まずは自由なアイデアを、そこからブランドのデザイナーさんも協力してくれて、考えをうまく引き出してくださってスタートできました。今まではあるものを紹介で、もの作りに関わるのは初めてだったので。
Aoi:商品はデザイナーさんの協力を経て、できたものを今度はモデルを選び撮影までと、商品を伝えることも行いました。

MOVING編集)発売に向けて、苦労などは?
Aoi: 売れるかなと不安もありました。でも発売をしたらメンバーはもちろんフォロワーさんも反応をしてくれて、今日着ているパンツは10月6日発売ですが、ECのパンツの売り上げで2番目になりました。
感度の高いお客さまにこれまでに無いデザイン提案を
「K’ Project」by あゆた セットアップ、コーデュロイシャツ、デザインニットの3種



MOVING編集)そのほかに反響が大きかったアイテムはありますか? 店頭でお客さまに声を掛けられるなど。
あゆた:セットアップとシャツはもう発売していますけれど、11月に残りのニットが販売されます。この反応がすごくよくて、インスタでDMも来ています。

Aoi:ルミネエストに入ることは事前に告知もしていますが、フォロワーさんから声を掛けられる事も増えました。
あゆた:先日は自分がモデルとしてデジタルサイネージに出ていたので、何もご存じ無いお客さまも店に立っていると「同じ人だ!」と反応をしてくれて(笑)。
MOVING編集)サイネージもあるとインパクトがありますね。今日着ているジャケットはご自身の企画ですか?
あゆた:そうです。後ろにベルトが付いていてトレンチ風に着ることもできます。単体でもセットアップでも着用でき、今はオーバーサイズのものが主流ですが、自分はあんまり好みではないので肩はジャストサイズに、着丈はやや長めにしました。
MOVING編集)Aoiさんも今日3点を着ていますね。
Aoi:パンツはドット釦でデザイン変化が楽しめて、グループ内の他のブランドの方も着用してくれていたり、身近な方にも気に入ってもらえるのは嬉しいです。ショートブルゾンと穴あきデザインのニットは重ね着した時にインナーのカラーも見せることができます。
自分がつくった服を自分で着てお客さまに伝える
MOVING編集)そうして作った服を伝えるのは、これまでとは違いますか?
あゆた:全然違うんですよ。やっぱり自分が欲しくて自分用に作ったやつなんだと。
MOVING編集)Aoiさんはひたちなかの店舗にいる時、ゆくゆくは商品を企画してみたいと考えていましたか?
Aoi:興味はありましたが、専門学校に行ったり、何かの資格を持っていないとできないのかなと考えていました。でも今はデザイナーさんや皆と一緒に行えています。
「K’ Project」by Aoi スタジャン、トレーニングパンツ、プルオーバーの3種



MOVING編集)既に来シーズンの企画にも入っていますか?
Aoi:はい、進めていて型数は少しずつ増やしていきたいとブランド内で相談をしています。今発売している商品の反響も見ながら企画をしていきます。
MOVING編集)これからの夢をお聞かせいただけますか?
あゆた: 自分自身というより、ブランド全体のことで「tk.TAKEO KIKUCHI」がかっこいいなって、店や商品に触れた時に「このブランドで働いてみたい」と感じていただけるブランドにしたいと考えています。
お客さまが自分とのコミュニケーションでどんどん変わっていくのは嬉しい
Aoi:私のインスタを見てくれて、店舗にほぼ毎週来てくださるお客さまがいらっしゃるのですが、どんどんおしゃれに興味を持って、お友達を連れて来たり、ギフトも店で選んでくれたりというのに接すると本当に嬉しいです。他のメンバーとも親しくなり、今は店全体のお客さまに。その様なつながりをこれからも広げていきたいと思います。

MOVING編集より)1999年のデビューから「tk.TAKEO KIKUCHI」は時代と共にテイストを進化させながら25年。ジーニングカジュアルブランドとしてメンズカジュアル色が強かったデビュー時と比較すると、性別に捉われずに着こなせる、自由な空気感がまさに旬だと感じます。あゆたさんの「ここで働きたいと思ってもらえるようなかっこいいブランドにしたい」という言葉も心強く、これからどの様な商品が生まれるのかとても楽しみです。

時代を超えて支持されるトラディショナルなアイテムをベースに、
アソビ心とストリートの自由な発想を取り入れ、
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