【メリットたくさん!? 男性育休、どうだった?】SDGs推進室 山本さんに聞いてみた

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男性の育休を後押しする動きが活発になり、今後は会社の従業員数に沿った目標設定も義務化されることで、企業での取り組みや体験談を多く目にするようになりました。

また、家庭と仕事の両立というワーク・ライフ・バランスの面からも皆さんに知ってほしい「男性育休」について、今年1月に次女が誕生し、自身が実際に取得をしたSDGs推進室の山本 雄太さんにお話を伺いました。

SDGs推進室 山本 雄太(やまもと・ゆうた)さん  /大学卒業後 繊維専門商社に入社し、ものづくりやセレクトショップに向けたOEM・ODMにおよそ10年間携わる。その後アパレルメーカーに転職し、商品企画に携わった後2023年にワールドに入社。36歳・二児の父。趣味はサーフィンと料理。

―――MOVING編集 まずはお子様の誕生、おめでとうございます!第二子とお聞きしました

ありがとうございます。今年1月に女の子が誕生しました。第一子も女の子です。

―――MOVING編集 育児休暇としてどの位の期間取られたのですか?

14日間です。この2週間というのが休業の補填がでる最低期間になります。ただし子どもが1歳になるまでは再び取得ができるので、繁忙期など1年の業務をみながら時期を決めることができます。

―――MOVING編集 第一子の時も育児休暇をとられたのですか?

それが第一子の時はコロナ禍の最中で、フルリモートという特殊な環境下でしたので今回が初になります。

1月に誕生した愛真(えま)ちゃんを抱いて

―――MOVING編集 山本さんご自身の業務について聞かせてください。SDGs推進室の担当としてワールドに中途入社をされていますが、以前からSDGsに興味があった、もしくは仕事として携わりたいと考えていたのですか?

自分はサーフィンが趣味なのですが、そこでゴミ拾いの活動もやっていました。そんな中“こども達の未来”にも関係することだなと、徐々に環境、そしてSDGs全般に興味を持ち始めました。

サーフィン中に(山本さん撮影)

―――MOVING編集 SDGsは学ぶことも多く大変な業務ですね。

まずは会社を知ること、関係各所との調整もあり、しかもそれが進化していきますので皆に支えられながら取り組んでいます。主は衣料品回収「ワールド エコロモ キャンペーン」の運営と、ワールドグループは2030年までにCO2を50%削減(自社負担/18年3月比)していきますので、その推進が中心です。

―――MOVING編集 男性育休の取得促進はSDGsにも関連しますね。

「人的資本経営」といわれていますが、SDGsのゴールと背景にある課題や目指すところは同じで、社会の持続可能性を高めることにあります。ですから自身で率先して取得することが大切だと感じていました。

社内からのあたたかい応援の声が多かった

―――MOVING編集 今回取得をする上で、事前に業務を終わらせておくなど準備はしましたか?

部署には半年位前から伝えていて、実務としては1か月位前から育休に入ることを想定して準備をしました。でも日々動いていくのが仕事ですので、やはり部署のサポートが大切になります。

―――MOVING編集 育休中は家庭に集中できましたか? 業務やメールが気になってしまうのでは?

驚いたのは、「休みに入ります」とメールで伝えていった時の社内からの反応です。「今を楽しんで」「以前は制度が無かったから良い機会」など応援のメッセージをいただきました。業務については、SDGs推進室の皆に全面的にサポートいただいて、上司判断で育休中のメールは外してもらい、出勤後に情報を共有いただきました。

―――MOVING編集 今回山本さんが育児休暇をとろうと思ったきっかけは?

元々は妻の負担を減らしたいという思いからです。休みの日は一緒に育児ができますが、平日はどうしても妻の負担が大きかった。妻も仕事をしていたので、なるべく同じ様に育児をしたいと考えました。

―――MOVING編集 育児休暇中の奥様の反応は如何でしたか?

喜んでいました。やっぱり居るといないとでは違いますよね。でももう少し期間が長くても良いとは言っていました。

―――MOVING編集 子育てはもちろんですが、家事全般も分担して?

料理が趣味なので家族みんなの食事と、もちろん後片付けまでやります。得意料理は中華ですね(笑)。あとは掃除も自分の担当です。
育児はまだ生後3ヶ月と夜眠れない日々が続くので、2人で向き合うことがとても大切な時期でした。

―――MOVING編集 いつもは仕事に出ていくパパが家にいることの長女の反応は?

喜んでくれましたね。長女はママのお腹に赤ちゃんがいる時はどうしても甘えてしまって。ママを取られてしまうと思っていたようです。でも生まれたらとても面倒をみるので驚きました。すっかりお姉ちゃんの表情です。

右:梨愛(りあ)ちゃん、左:愛真(えま)ちゃん

まずは制度について、知って・活用してほしい

―――MOVING編集 山本さんにとって、家族とのコミュニケーションを深められた2週間でしたね。これから男性育休の取得を更に広げるにはどの様なことが必要だと思いますか?

現在、国からの育休給付金に社会保険料の減を含めると、実質的には8割程度収入保証されます。それを更に引き上げることも必要ですが、手続きの煩雑さの解消や認知を広げることなど、必要なことは複数あると思います。まずは若い方にも「取得ができること」を知ってほしいですね。

―――MOVING編集 最後に山本さんのお仕事の上での目標をお聞かせください。

2009年から続いている「ワールド エコロモ キャンペーン」の継続と更なる拡大を中心に、グループのみな様から多くのことを学びながら 「ワールド サスティナビリティ プラン」の様々な項目において舵取りをできる様にしたいです。皆様、これを機にぜひ、よろしくお願いします!!

―――最後に、山本さんが所属するSDGs推進室に今回の取得について聞いてみました。

🎤 「取得期間は、本人のスキルアップへの影響もなく、チーム内の負担も少なかった」ほか、「取得に向けて、業務の引継ぎを行うことで“山本さんしか分からない”ことがなくなり、別の担当者目線でやり方を変え、改善につながることも」、また何といっても「チーム全員で山本さんの子育てを応援でき、幸せを分けていただいたように感じた」という声を聞くことができました。制度の利用は、部署やチームに新しい風を吹き込め、より強い力にできることをグループの皆さまにも伝えられればと思います。

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