廃棄デニムを再利用 「ステラポップ」展示会から見えたアスプルンドのチーム力!

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展示会場の全景。中央にはデニム生地で仕上げたアップサイクルを表現する「ステラポップ」のサイン(Photo by Tadashi Okuno)

アスプルンドは6月11日(火)から4日間、今春から取り扱いを開始した、廃棄素材を再利用したアップサイクルマテリアル「STELAPOP(ステラポップ)」のお披露目となる展示会を開催。期間中は500名以上のお客様に来場いただきました。

今回の展示会では「ステラポップ」のマテリアルボードを使った初めての展示会lifestyle meets sustainableをコンセプトに衣料廃棄材とは思えないカラフルで斬新なデザインを最大限に活かして、アスプルンドが展開するオリジナルブランドに生まれ変わった、ファッション性の高いインテリア雑貨をお披露目しました。

「ステラポップ」のカラフルなマテリアルボード。このボードからインテリア雑貨に生まれ変わる

今回、ワールド北青山ビルで開催する初めての展示会ということで、アスプルンドの熊代さんにステラポップの魅力と、社員一丸となってつくりあげた展示会についてお話を伺いました。

株式会社アスプルンド オフィス部営業第2チーム マネージャー 熊代太一さん

アップサイクルして作られたマテリアルボード

「ステラポップ」とは、ベトナムのジーンズメーカーが生み出した生地から材料を作り、誕生したリサイクル素材です。使用する材料は、本来なら捨てられるはずだった繊維廃棄素材。それを再利用し、インテリアの素材として再生させたものです。

また、取り入れる廃棄素材によって浮かび上がる色味が変わります。リサイクル材でありながら、ポップなカラーやデザイン性が非常に高い点も注目です。

エコシステムをメインテーマに掲げ、森林破壊を軽減するために樹木の代材として活用。その結果、樹木を守ることで地球環境を守り、廃棄を出さずに循環するサイクルを作り出すことを目指しています。

「STELAPOP」を製造するベトナムのSAITEX(サイテックス)社から実際に送られてきた原料となる廃棄デニム生地
コンセプトと素材が融合したリサイクルボックス
会場中央に飾られた廃棄デニムを使用した象徴的なオブジェ

(Photo by Tadashi Okuno)

会場全体で“サステナブル×ファッション性の新たな価値を訴求
会場には、設計やアパレル関係のお客様が多く来場され、サステナビリティに関する意識の高さが伺えました。「ステラポップ」をはじめ、アスプルンドが手掛けるインテリアエレメントを通して多方面にサステナブルな価値を発信しました。

色鮮やかで表情豊かなインテリアエレメント
ホテルのカードキーやドアフックの提案
アパレル用什器の提案
オフィスファニチャーの提案
サイドテーブルの天板やギターなど楽器にも採用
アウトドア用の製品もリサイクル素材を活かした家具や雑貨類で構成

(Photo by Tadashi Okuno)

会場の什器はアップサイクルされたものが並ぶ
実際に商品出荷で使用するパレットを土台として活用
〇✖ゲームも「ステラポップ」でおしゃれなインテリアに
普通の鏡の上からかぶせるだけでオリジナルに

もうひとつの魅力は会場にあふれる笑顔から見えたチーム力

熊代さんにお話を伺いながら、会場がとても明るい空気感に包まれていることを感じました。何かが違う…そう、運営しているチームの誰もが笑顔で楽しそうにしているのです。その理由を聞いてみました。

(編集部)会場にいるスタッフの皆さんがとても良い雰囲気に見えます。普段からこのような感じなのでしょうか。


(熊代さん)実は、今回の展示会は部署をまたいで全員で開催する初めての展示会です。普段は別々の場所で仕事をしているメンバーが集まって話し合いながら作りました。タイトスケジュールのなか、皆で一体となってやれたな、と感じています。
反省点としてはスタッフ用の勉強会が十分にできなかったのですが、会場にいるメンバー全員がきちんとお客様にお伝えできていました。それも普段の積み重ねがあって、ここでつながっているんだなと感じました。

仲はいいです。違う部署間での助け合いなんかも普通にあります。いい意味で上下はなく、年齢やレイヤーに関係なく、皆がフラットに話せる環境です。僕もキャリアがかなり上の方にも自分の意見をきちんと伝えます。何も言わないよりは言ってくれた方が嬉しい。そういった‘’イズム‘’がこの会社にはあると思っています。

部署も違う、勤務年数も創業時からのメンバーと入社2ヵ月のメンバーがこの展示会終わりに飲みに行ったりしています!笑 そういった意味でも仕事を通じてひとつの思い出になる展示会になりました。

(Photo by Tadashi Okuno)

スタッフのドレスコードはデニム、統一された世界観

お揃いのTシャツで笑顔で集合するスタッフ(前列右から3人目がサイテックスを運営するサイバーグ社マネージングディレクター・アーミー氏)
(Photo by Tadashi Okuno)

さらに会場で印象的だったのが、統一感ある演出。スタッフ全員が同じTシャツを着ています。しかもかわいい!熊代さんに伺うと、展示会直前のベトナムの工場とオンライン会議で、現地スタッフが作業着として着ているのを見て、「それなに!?いいね!」と言うと「すぐ作って送るよ!」と、展示会用にオリジナルロゴを入れて急遽、制作してくれたとのこと。 
そして皆さんが着けているIDカードケースもステラポップ素材!会場には他に、廃棄デニム素材のエコバッグ、イニシャルチャーム、お水まで…細かいところまで全てがブランドコンセプトに沿って演出されていました。
これらはアーミーさんのアイディアで、現地で作って持ってきてくれたそう。

POPなマテリアルのIDカードケース
ステラポップ素材のイニシャルチャームも大好評
廃棄デニムで作られたトートバッグ
接客用のお水もオリジナル!
ステラポップ柄の自動ドアは、閉まると❤が出現!細部まで考え抜かれた粋な演出は建装部が担った

編集部あとがき
アップサイクルとは思えないほど、上質で色鮮やかなマテリアルボードがおしゃれな家具や小物に生まれ変わった会場は本当に心躍る時間でした。さらに驚いたのは、この会場に展示しているマテリアルボード、インテリア全てが次の行先(使い道)が決まっているとのこと。徹底して全てを無駄にしないブランドコンセプトに脱帽。今後、ワールドグループの展示会で繰り返し使用できる什器も開発したいとのこと。
そして案内をしてくれた熊代さんをはじめ、会場にいるスタッフの生き生きと楽しそうにしている姿を見て、「本当にいい会社なんだな」と思いました。

アスプルンドの岡澤さんと熊代さん

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