ワールドグループの女性の活躍を応援 ~第2回女性活躍推進 座談会レポート ~

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SDGs推進室は、昨年12月に初めて開催した「女性活躍推進 座談会」の2回目を、7月4日(木)に開催しました。(第1回座談会レポートはこちら

今回は、北青山ビルと神戸本社ビルから22名が参加。クチュールブローチの屋号長 須永 可奈子さんを囲んで、普段なかなか話す機会のない女性同士がそれぞれの状況を話し合い、新たなつながりがうまれました。

須永さんから参加者の皆さんに向けたお話やグループディスカッションの様子をレポートします。

北青山ビルから参加された皆さんとSDGs推進室メンバー(中央:須永さん)
神戸本社ビルから参加された皆さん

クチュールブローチ 須永 可奈子さん「リーダーとして苦労した事、どう乗り越えたか、大切にしてきたこと」 

須永さんは、2022年1月にアルカスインターナショナルへ入社し、同年4月からクチュールブローチの屋号長を務めています。これまで数社にわたってお仕事をされてきましたが、一貫しているのはMD職への追求です。「なりたいMD像を目指してステップアップ」という言葉がとても印象的でした。

自身の経験談を話す須永さん。余談ですが、新卒で入社した会社にMDを担当するバリキャリの” ビッグボス ”がいたそう。その方を目指して必要なスキルを習得し、キャリアアップを続けられています。

MDのプロフェッショナルとして歩んできた須永さんに、管理職としての苦労や乗り越え方、大事にしていることなどをうかがいました。

リーダーとして苦労したことは何ですか?

MDとして企画チームのマネージャーになったので、デザイナーやパタンナーなど自分が経験したことのない職種の方をマネジメントすることが大変でした。
それをどう乗り越えたかというと、コミュニケーションを取る(=信頼関係を築く)ことが一番大事なことだと思い、メンバーとのコミュニケーションを図りました。

あと、「自分で抱えすぎない」ことを気を付けています。
コロナ禍の時は、特にマネジメントが大変でした。初めてのテレワーク、初めてのMEET会議など慣れないことばかりで、はじめはがちがちに管理してしまいうまくいきませんでした。しかし、ある程度ルールをつくったうえでメンバーの主体性に任せたらうまく進みました

仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

「熱意」と「覚悟」の2つです。
仕事をする上で一番大事なことは人で、人を動かすのも人。リーダーに熱意がなければ人は動かせません。もともと熱意はある方でしたが、あまり「覚悟」がありませんでした。それは、なんだかんだ言い訳をつけながら仕事をしていたせいかもしれません。ですが、覚悟を決めてからは自分もすごく働きやすくなりましたし、マネジメントもしやすくなりました!

熱意と覚悟、チームを引っ張るうえでは大切ですよね。とても共感します。
マネジメントで気を付けていることはありますか?

2つあります。1つ目は「一緒に走ること」です。
まず伴走して物事を進めて、徐々に任せていきながらメンバーの主体性をつけるようにしています。
2つ目は「どこでも通用するキャリアが身に付くようにマネジメントすること」です。女性が働いていくうえで先行きが不安にならないよう、自信が持てるキャリアを築いてほしいと思っています。

須永さんのお話を聞く参加者の皆さん。とてもリアルなお話が分かりやすく、多くの方がうなずきながら聞いていました。

最後に、今後のキャリアプランを教えてください。

短期的なこととして、まずはクチュールブローチをもっと大きなブランドにして、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。
長期的(将来的)には、女性の活躍を推進していきたいです。能力はあるけれど埋もれてしまって発揮できていない方がたくさんいると思います。そのような女性の皆さんが、輝いて働くことができる環境を整えていく仕事ができればと思っています。まずは部署から!そして会社から!と思っています。

グループディスカッション テーマは「女性がリーダーを担う際、工夫している(したい)こと」

グループに分かれ、テーマに沿ってディスカッションを行いました。初めて接する人がいる中、どのグループも活発に意見を出し合い笑顔も見られました。

各グループで内容をまとめ、最後に代表者が発表しました。発表された中から一部をご紹介します。

新人に対しては、「基本のき」から伝える。ウエルカムの心を持ち、聞く環境を整える。(手を止めて聞いてあげる)また、伝えるべきことは伝えるようにする。

リーダーである自分が一番年下。今まで先輩だった人が部下になり、関わり方が難しいと感じている。自分がリーダーになった背景は、現場の経験や若手の視点に期待されてのことだと思うので、「任命されたからには自信を持つべき」という覚悟をもって、リーダーを務めている。

・この仕事で結果を出すためには「どうするべきか」、その中で「メンバーがどうすれば生き生き働くことができるか」を考えている。チームとしての成長を考えると、自然と「誰に何を任せるべきか」が見えてくる。やるべきタスクと「どうやったら達成できるか」を握り合うことが大事。

・個人が別方向(自分の成果やプライド)を向いているとまとまらないので、チームとしてのゴールを明確にして達成することに集中。達成したらやりがいに繋がり、だれが抜けてもいけないという意識に変わることでチームワーク形成に繋げることができた。

各グループにSDGs推進室メンバーがオブザーバーに入りディスカッション
幅広い業務歴の方がそれぞれの視点で意見を出し合います
オンラインで参加した神戸の皆さん
デジタルリテール推進本部 OMO推進部 原 芙美子さん
NEXTDOOR 開発MD 宗森 舞子さん

取材を終えた感想

参加された皆さんがそれぞれの視点で意見を出し合い、共感しあっている様子がとても印象的でした。

業務歴はそれぞれですが、自身の経験をもとに話している様子を見て、皆さんのパワーが感じられました!

普段なかなか言い出せないことを分かち合うことは、今後のモチベーションにつながっていくとても良い機会になると感じました。

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