人気インフルエンサーに聞く
『明日から使えるインスタ術』

好き

世界で11億人以上が利用しているといわれる3大SNSのひとつ、インスタグラム。プライベートからブランドアカウントまで、多数存在する中、人気インフルエンサーといわれる人たちはどのような内容、撮り方で投稿しているのでしょうか。今回は、人気インフルエンサーである長尾悦美さんをゲストにOPAQUE.CLIPのSNS担当である神元恵莉さんがお話をうかがいました。

大事なのは、自分が楽しむこと

神元恵莉さん(以下、神元): 長尾さんがインスタグラムを始めたのはいつ頃ですか?

長尾悦美さん(以下、長尾)

2014年なので、7年前ですね。当時はまだインスタグラムが主流ではなくて、会社の後輩からすすめられて始めてみました。当時ツイッターもやっていたんですが、今はやってません。携帯電話を機種変更したタイミングでパスワードがわからなくなっちゃって(笑)。

神元: 私が始めたのも2014年頃でした。ただ当時は完全非公開でやっていたのでフォロワー数はいっこうに増えず(笑)。長尾さんのアカウントは今フォロワー数が3万人以上いらっしゃいますが、フォロワー数が増えたきっかけはありましたか?

長尾: 2015年にエル・オンラインでスタートした「エル・スタイルインサイダー」に選ばれたことですね。私のアカウントをみていただければわかると思いますが、とにかく自由気ままに色々なものを投稿しているんですが、それをエルの編集の方が見てくださっていたようで、お声をかけていただきました。

神元: そうだったんですね。インスタグラムをやられていて、良かったことや嫌なことなどありますか?

長尾: 良かったのは、横のつながりが広がったことですね。インスタグラムを通して私自身の知り合いが増えただけでなく、私を介して知り合いと知り合いが繋がったりということも多いです。もちろん様々なインプットをすることもできるので、そういうツールとしても役立っています。嫌なこと……たまに変なコメントがくることもありますが、ほとんどありませんね。投稿する内容にもよると思いますが、フォロワー数が5万人以上になると有名税的なことが起こり始めるって知り合いが実体験として言ってました(笑)。

あくまで自分のスタンスで

神元:やはりフォロワーさんはファッションに興味を持たれている方が多いですか?

長尾:そうですね。あとは友達やファッション雑誌のエディターやモデルの方も多いですね。常に情報を探しているからだと思います。あとは、気づいたら面識のない有名なアイドルの方とかもフォローしてくださってました。

神元:インスタグラムを投稿する上で、こだわりというか気にしていることなどありますか?

長尾:私の場合、良いのか悪いのか、プロ意識が全くないので、プライベートな一面もがんがん投稿してます(笑)。「エル・スタイルインサイダー」に参加させてもらってるので、色々なブランドや会社さんからタイアップのお話をいただくんですが、自分に合わないと思えば、お断りしてます。自分のスタンスでやらないと見て下さっている方も面白くないですよね。

ポートレート画像は、自然体と切り取り方に気を配ってます

神元: 長尾さんのインスタグラムを拝見すると、色々な情報をインプットできますが、ポートレートのスタイリングがとても素敵ですよね。撮影をする際に気をつけてることはありますか?

長尾: 撮影はすべて携帯(iPhone)のカメラでやってるんですが、基本的にスタイリング画像もアイテム画像も『ポートレート』モードで撮影しています。加工もほとんどしていなくて、アプリは使用していません。あとは、光の入り方やトリミングの仕方で画像の雰囲気が変わってくるので、そこは意識しています。

神元:だから画像がとても綺麗なんですね。スタイリング画像のポーズもとてもリアルな感じで素敵です。

長尾:スタイリングの画像は、一緒にいる友達に撮影してもらうことが多いですが、結構な枚数を撮ってもらってます。というのも、私が動きながら撮影してもらっているからです。その中から一番自然な画像を選んでます。「はい、チーズ」ではなく、自然体の方がリアルさが伝わりますし、何より私自身そういう画像が好きなので。ちょっと外で撮影してみましょうか?

長尾さんが実際に撮影した画像です。サイドスリットを自然な雰囲気で表現しています。アクセサリーの着用カットも画角や光の入り方によってオリジナリティのある画像に仕上がっています。

神元:撮影していただき、ありがとうございました!撮り方ひとつでこんなに変わるのかと、今とても感動してます(笑)。印象が全然違いますね。長尾さんんは投稿する際、フィードとストーリーズをどのように使い分けていますか?

長尾:今はストーリーズにアップすることがほとんどですね。24時間で消えるので、気軽にアップできるのがいいですよね。フィードは情報が残るので、投稿数は以前に比べて少なくなったかもしれません。あと、タイアップのお仕事などはフィードに投稿しています。

神元:ハッシュタグはつけられていますか?

長尾:私はほとんどつけてないかも。あくまで個人のアカウントなのであまり気にしてません。ブランドや会社のアカウントであれば、もちろん色々つけた方がいいと思います。

“いいね”を求めすぎず、自分があげたいものを上げるのが一番

神元:では最後に、インスタグラムをやられている方やこれから始めようと思っている方にアドバイスをいただけますか。

長尾: 私なんて人気インフルエンサーっていうレベルでもないし、自分自身そんな風に思っていませんが、まずは自分自身のためにやるということですかね。人生を切り取るためのツールとして使うのが良いと思います。なので、自分があげたいものをあげればいいし、“いいね”を求めすぎるとつまらなくなるので気にしなくていいと思います。インスタグラムってフォロワー数が指標みたいになっていますが、私は全く気にしていません。インスタグラムは、見るだけても生活のヒントや行ってみたい場所が見つけられたり、自分の好みと合う人と繋がったりもする魅力的なSNSです。ストレスのないように自分のペースで楽しんでみて下さい。

――取材後、神元さんに感想を伺いました。

「“フォロワーの数も大切だけど、どんな人がフォローしているかも重要”というエピソードが印象的でした。担当ブランドのアカウントでフォロワーを増やすことも大切ですが、すでにフォローしてくれている顧客様に向けて、よりメリットのある情報を発信したり、いずれは顧客様の声をひろって商品づくりに役立てていけるような、そんなコミュニケーションの場に育てていればいいなと思いました」

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