2020年は、ワールドグループのチャレンジの年に　　

　　

　

MOVING新春企画として、上山社長と関社外取締役に対談いただき、ワールドグループの社員の皆さんに向けて、自社の強みや2020年に期待することなどをお話いただきました。今回は、PART2をお届けします。

※PART１はこちら

2020年、リーダ層に期待すること

MOVING：PART１では、ワールドグループの強みや、2020年、若手社員に期待することをお話いただきました。では、2020年、リーダー層に期待することは何でしょうか？

上山：そうですね、リーダー層、管理職という立場の方にとってみれば、ワールドグループは再上場前から、毎年、ずっと業績を高めてきてもらっているのでより難易度は上がっていると思うのですけれども、それでもリーダー層の皆さんには、目標や計画を必ず達成させる為に、自分がどう動き、部下の皆さんにどう動いてもらうのかという日々の動きの精度を高めていってほしい。そこをより意識していただきたいと思います。目標を達成するには自分一人では達成できないし、部下の皆さんの頑張りをまとめて、チームとしての結果を出していくというのがリーダーの役割だと思います。その辺りの組み立てを含めて、結果をどう出すかというところをより明確にして、部下にも言葉で伝えて、モチベーションを高めて、チームとして強固な一枚岩となって結果に繋げる。2020年、リーダー層にはそんな要の役割を担ってほしいと思っています。

エポックな年、2020年。ファッション産業の行方は？

MOVING：昨年、令和へと元号が変わり、2020年を迎えました。今年はオリンピックイヤーでもあり、後から振り返えると、2020年はエポックな年になるのではないかと思います。さて、お二人は2020年、どんな年にしていきたいですか？そして、ワールドグループとしてどんな年になればと思っていらっしゃいますか？

上山：今年は、オリンピック・パラリンピックもあるので、世の中はそれに向けて盛り上がっていくと思います。振り返ると2019年のラグビーワールドカップは、大会前の予想よりもすごく盛り上がりました。ラグビーをあまり知らなかった方がにわかファン的に盛り上ったのは、やはりラグビーの、スポーツの良さだと思います。やるべき時にチームの多様な15人が、役割は違うけど結集するみたいなところが、非常に日本人のメンタリティに合ったので、ひきつけられたのだと思います。オリンピック・パラリンピックも間違いなく盛り上がると思います。それをビジネスにも結び付けることができればという思いもありますが、私たちのファッション業界全体を見ると、若い世代はシェアリングエコノミーの流れもあり、全体のトーンとしてはこれまで同様、そこそこ厳しい状況は続くと思います。

しかし、そんな中でも、ワールドグループではオフプライスストア業態「アンドブリッジ」の出店やティンパンアレイの「ラグタグ」、高級ブランドバッグのレンタルシェアサービス「ラクサス」など二次流通にも手を打っている。原点となる既存のブランド事業にそういう新しい業態も加わり、2020年のワールドグループは、より一層チャレンジしていけるんじゃないかと思っています。そして、個人的にはもっと業界再編の動きが出てくるんじゃないかなと見ています。そんな中で、主導的な部分とデジタルやプラットフォームを提供する黒子の部分も含めて、ファッション産業における総合サービス企業グループを目指すワールドグループが、業界を牽引できるような役割を担えるようになれればと思っています。

関：投資家時代の経験から申し上げると、だいたい10年周期で株価も景気も回っていくと言われています。この10年は株価が良かった年が続きました。厳しいことを言うようですが、2020年は世界的に景気も縮小局面に入ることがはっきりと表に出る最初の年なのではないかと思っています。上山社長がおっしゃっているように、ますます業界再編が進む動きが目立つのではないかと思います。そんな中、ワールドグループがこれまで種を蒔いてきたことが、花開いて、少しずつ実ってくる、そんな年になるのではないかと思います。そして、業界再編が進む中、その中のキープレイヤーを誰が担うのかということが見えてくる年の始まりなのではないかと予感しています。

上山：そうですね。ワールドグループとして、原点であるブランドビジネスはやはり重要であり、2019年に続き、今年も原点回帰を大切に取り組んで行きたいと思います。そして、ブランドビジネスとプラットフォーム、デジタルが相まって、それぞれが頑張って総合力として、他社を含めファッション産業全体から、ワールドグループは頼りがいがある会社だなと思ってもらえる、そんな流れが大事だと思っています。2019年もその姿をある程度はお見せできたと思っているのですが、今年はより一層、その姿を明確にしていきたいと思っています。

2020年、ワールドグループ社員へメッセージをお願いします

上山：いつも言っていることですが、ワークライフバランスでいうと、ライフも充実させることが、ワークの充実にも繋がると思うので、ワールドグループ社員の皆さんには、日本という身近で開催されるオリンピック・パラリンピックは目いっぱい楽しんでもらいたいと思います。そして、東京は晴海・トリトンのオフィスや都心の店舗を中心に、オリンピック・パラリンピック開催期間に、実際、通勤が出来るのか、営業ができるのかといったことが言われていますが、それがきっかけとなり、テレワークやリモートオフィスなどが具体的に動き出し、いわゆる働き方改革を実践する年にもなると思っています。ワールドグループの社員の皆さんには、ライフとワークの充実を上手くバランス良く取ってほしいと思っています。自分のライフを充実することで、ワークの精度が高まり、ワールドグループ全体の総合力を更に高めていくことにつながると思っています。皆さん、2020年もどうぞよろしくお願いします。

関：そうですね、今年は東京2020で世界中からたくさんの人がいらっしゃいます。この雰囲気を通じて、“多様性”というのを肌で感じられる一年になるのではないかと思います。これまでの自分が感じていた固定観念や視点を一度捨てて、新しい視点で、これまで考えていなかったような、多様な視点を持ち込むことを心がけて毎日を過ごすと、新しい発想とかチャレンジの気持ちが湧いてくるんじゃないかなと思っています。ワールドグループの皆さん、チャレンジをよろしくお願いします。

MOVING： 2020年がワールドグループのチャレンジの年となるよう、一枚岩で取り組みたいと思います。新しい年の始めにふさわしいお話をありがとうございました。

プロフィール＆１０の質問

人間・上山社長に迫る＜10の質問＞、PART2では残りの５つに答えていただきました。

⑥ 最近のマイブームは何ですか？
→  1日1万歩

⑦お酒は強いですか?何を飲みますか？
→ 飲みはじめた頃が一番強かったです。今は好きだけど、痛風なので控えめに飲んでいます。ワインと焼酎がメインです。暑い時はハイボール。一番好きなのは日本酒です（日本酒メーカーが作った高校の出身です。だから飲みはじめたのも、ひょっとして高校時代なのか！？）。

⑧ 2020 年はオリンピックイヤーです。東京オリンピックは生で観戦されますか？
→ 当たりました！　家族3人で競泳決勝を見に行きます（3人分…たかっ￥）！　男子400メートル個人メドレー決勝の日です。瀬戸大也選手を応援します。リオの金メダリストの萩野公介選手も出る可能性あり！

⑨ 座右の銘、モットーを教えてください。
→ 一生挑戦　（チャレンジ中毒です）

⑩ 今、密かに挑戦してることを教えてください。
→ ​密かに…だけど、言ってしまいます。高校野球の監督になるための準備に挑戦しようとしています！

人間・関取締役に迫る＜10の質問＞、PART2では残りの５つに答えていただきました。

⑥ 最近のマイブームは何ですか？
→ オーディブルとPodcast。読むかわりに聞くようになりました。ベッドに入って聴きながら寝ます。 あと、補正下着のSPANX。薄くてめっちゃ強力。

⑦お酒は強いですか?何を飲みますか？
→ お酒は弱いです。もっぱらお水とお茶派。

⑧ 2020 年はオリンピックイヤーです。東京オリンピックは生で観戦されますか？
→ チケット外れました・・・残念！

⑨ 座右の銘、モットーを教えてください。
→ 「腹が立ったら自分にあたれ、悔しかったら自分を磨け」　村上春樹さんの言葉です。

⑩ 今、密かに挑戦してることを教えてください。
→ふふふ。秘密です。