訳せない言葉

好き

みなさま、こんにちは。

今回は五十川が担当させていただきます。

桜の時期が終わり、初夏に向かうこの季節の新緑の美しさと言ったら。

ただ歩くだけで最高のリフレッシュになります。

よく晴れたある日。新緑に癒されている時にふと、「木漏れ日」という単語は日本語にしかないことが頭に浮かびました。

英語にすると、

sunlight filters through the trees – the interplay between the light and the leaves

木々の葉の隙間から日差しが漏れる瞬間を切り取って言葉を充てがう日本人の繊細な感受性や自然を慈しむ心に感銘を受けます。

余談ですが、地面に投影される木漏れ日は葉の隙間がピンホールの役割をするために全て太陽と同じ丸いなんだそうです。

日本ならではの表現といえば、普段から何気なく使っている「いただきます」と「ご馳走様」も 他の言語には当てはまる言葉がないといわれています。

食事の前後に食材(命)や生産者、調理した人への感謝を言葉にする文化がとても素敵だと思います。

他の言語には訳せない、素敵な言葉はまだまだあります。

Mångata/モーンガータ(スウェーデン語)

月明かりが水面に輝いて道のようになっているさま

Iktsuarpok/イクトゥアルポク(イヌイット語)

誰か来たかもしれないと思ってついつい外を見に行ってしまう気持ち

KILIG/キリグ (タガログ語)

何かロマンチックなことやワクワクすることが起きた時に感じる喜び

AKIHI/アキヒ(ハワイ語)

だれかに道をしえてもらい、歩き始めたとたん教わったばかりの方向を忘れたとき

Pana Po’o/パナポオ(ハワイ語)

なにかを思い出そうとして思い出せないときに頭をかきむしったりする動作のこと

PISAN(G) ZAPRA/ピサンザプラ (マレー語)

バナナを食べるときの所要時間

スウェーデンの美しく豊かな自然やハワイの人たちの大らかな雰囲気が言葉を通して伝わってきます。

上記の他の言語はこちらのベストセラーから抜粋させていただきました。

梅雨の足音が近づいてくる季節となりましたが、紫陽花を楽しみに今は爽やかな緑を堪能したいと思います。

次回は伊原志津子さんが書きます。

みなさまどうぞお楽しみに。

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