ワールドの資源を使った、笑顔あふれるワークショップ ～NEXTDOORの取り組み～
ワールドグループの直営アウトレットとして、1998年から展開する「ネクストドア」。長い間“ワールドの人気ブランドを再編集して販売するニュープライス・ショップ”をコンセプトにお客様に愛されてきました。現在では在庫削減を担い、SDGsの視点で一層グループで重要な役割を担っています。今回は、キテミテマツド ネクストドア（千葉県松戸市）店頭で行うサスティナブルなワークショップの取組みを紹介します。
お客様が集い、共につくる空間
この取組みはまず、2020年10月、会社に残っている古紙を使いエコバッグ作りのワークショップからスタートしました。その後11月には、ワールドグループの直営工場 センワに残っているポンチ素材で定期的にマスク作りのワークショップを開催。以降はしばらくコロナ禍で開催を控えていたものの、再び2021年11月にはミツロウラップを作るワークショップを、2022年1月には好きな香りで香水・ヘアオイルを作るワークショップを経て、母の日に向けては、廃棄衣料でカーネーション作りを行いました。
他店にも広げていく活動として
この取組みは「ネクストドア」他店にも広がっています。三井アウトレットパーク マリンピア神戸のイベントでは、お子様からご年配まで50名を超えるお客様が参加。キテミテマツド 佐々木店長も応援に駆け付け、お客様からは「ワールドでこんなイベントやっているのね」「楽しかった！次はいつやるの？」とお声がけいただき、期待の大きさを感じる開催に。
そのほかの館様からも賛同いただきイベントのオファーが入っています。今後はワールドストアパートナーズ内でもノウハウを伝え、お客様とコミュニケーションし多くの店舗やブランド、ワールドグループのファンになっていただく取組みに広げていきます。
みつろうラップ作り
NEXTDOORは“次の扉”という意味。チャレンジし、お客様とあたらしい扉を
佐々木店長とワークショップを企画、運営するワールドプロダクションパートナーズ南田さんのコメント
●キテミテマツド ネクストドア 佐々木 祐一店長
初めて開催したエコバッグの参加人数は5名程度でした。参加枠が埋まらず、取り組みそのものがフィットしているか不安な中で定期的に開催。しかし、回を重ねる毎にどんどんリピーターは増え、今ではLINE上でとる予約も開始から2時間ほどで定員に達するように。お客様も「子供に体験させたい」「このコミュニティが好きだから毎回参加している」「南田さんのファンになった」など、これまでは販売を通じたコミュニケーションでしたが、ワークショップそのものがお客様にとって来店を楽しんでいただくきっかけになっています。ドレッサーに10年以上携わり、新たなことを始めたい気持ちでブランドを異動し、松戸店を任せていただいたのをきっかけに“新しいコト”を考える機会が増えました。ここでは、通常のアウトレット機能のほかに、このワークショップやB級品販売までお客様との接点を多く作ることができ、店舗を運営していてとても楽しいです。この取組みを、他のメンバーにもぜひ知っていただきたいです。
●（株）ワールドプロダクションパートナーズ 調達部 仕入課 南田 和子さん
20年7月にオープンした「ネクストドア」キテミテマツドに広がるスペースを見て「ここで、お客様と笑顔でコミュニケーションができるワークショップを行いたい」と考えました。アフターコロナを見据え、SDGsの取り組みにつなげるために、自社工場の残反や裁断をした際のハギレ、社内の古紙を再利用したワークショップを行いたいと考えました。年齢を問わず3歳から70歳までどの年代でも飽きがこない、30分から40分の手作業で出来るプログラムを考えていきました。お客様がお帰りになる時に、笑顔で「楽しかった」「また来るね」と仰っていただけるようになり、1回ごとにノウハウも蓄積していきました。理念を伝える「ReBorn」をキャッチコピーに、まずはファンを増やしそして横展開できる活動につなげたいと考えています。
今後もキテミテマツド店の取組みを全国のネクストドアに広げていきます。
キテミテマツド店では7/29（金）、7/30（土）の2日間、ガーランドをつくるワークショップを行います。今回は品質管理部とのコラボレーションで残布や残糸のほか古着を解体した際に出たボタンも再利用。今後のワークショップの告知と申込みはキテミテマツド ネクストドアの公式LINE（https://page.line.me/208hlylu）から。ぜひご注目ください。
コメントはこちらまで