新宿駅 西口
阿部 あゆ子です。今秋控えるニュースで感慨深いのは、小田急百貨店 新宿店が再開発工事のためクローズすること。学生時代はアルバイト、仕事でも本当にお世話になった小田急。西口の風景が変わります。※一部売場は新宿西口ハルクで営業を継続します。
ということで“西新宿”について書きます。
小説の舞台

87年の小説「広報室沈黙す(高杉 良/著)」。今でも広報のバイブルと紹介する方がいますが、さすがに時代的に乖離を感じる、昭和後半の大企業における広報の苦闘が描かれる。携帯なんて無い時代。人との距離が近く、泥臭く、時に不器用なビジネスマンたち。自分の知る街が舞台の小説って本当に面白い。私にとっての西新宿は太陽にほえろ!でなくこの小説のイメージ(どちらもザ・昭和)。
地下街の食堂

消えゆくレトロな地下街。しかし新宿センタービルにあるスパゲッティ専門店「あるでん亭」は健在。学生時代からずっと来ています。最近若者が増えたなぁと見ていたら、隣に小田急、京王沿線の奥様から絶大な支持を得るパンとお食事の店「墨繪(すみのえ)」が移転。もう、最強。
新宿中央公園

新宿中央公園内に昔からあるギャラリー。美術部の展覧会搬入日。その日まで描いていた油絵が乾かず、恋してた男の子が展示を手伝ってくれたのに「シャツに絵の具が付いた」と叱られてしまう。え、学生時代のわたしです(興味ない?!スミマセン)。駅から中央公園まで行くと、雑踏を抜けた解放感が広がる。
そろそろUターンして帰りましょう


高層ビルの天空の浮遊感から、高速エレベーターで一気に地上に。駅前に並ぶ家電量販店や飲食店のネオンがひしめき合う雑多性とのギャップもこの街の魅力。
さいごに)これからロマンスカーに乗る時にお弁当をどこで買えばよいのだろう。迷って、迷って、結局はシウマイ弁当なのだが、その「迷う」楽しみをどこで。いろいろあるじゃないかと言わないで。小田急ロマンスカーなので小田急、しかも本館地下がいいんです。
次回は新たに広報メンバーとなった今井 紗哉加さんが書きます。おたのしみに。






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