サービスの基本 Vol.12

好き

サービスにおける基本的な疑問に対して、店長のみなさんはそれぞれどう考え、行動しているのかを毎月ご紹介します。彼らの考える「サービスの基本」とは? 今回から新たなメンバーでお送りします!

お聞きしたのは、こちらの店長

鈴木なつみ店長
オペーク ドット
クリップ
FKD宇都宮店
齋藤寛之店長
ドレステリア 
S-PAL仙台店

溝口小扶里店長
ピンクラテ 
イオンモール岡山店
鈴木哲也店長
ドゥールームー
高崎店

今月の基本「どうやってトレンドやマーケットの情報収集をしていますか?」

目まぐるしいほどのスピードで変化するトレンドやマーケットについて、どのような方法で情報を収集しているのでしょうか。店長たちの秘伝をお聞きしました。

■鈴木なつみ店長(オペーク ドット クリップ FKD宇都宮店)の場合

コンペチタや館の担当者と定期的に情報交換をしています

「主にウェブメディアでトレンドの情報収集をすることが多いです。秋冬物に関しては、7月くらいから調べ始めますが、シーズン本番までにトレンドが変化することもあるので、こまめにチェックしています。所属するブランドのターゲット層に合わせたトレンドだけではなく、色々な年齢層のトレンドを調べ、お客様への応対に活用しています。その他、コンペチタのスタッフと週に2回ほど、動向の共有をし、館のフロア担当者とも週に1度館の動向などを話しています」

プロフィール)
2003年入社。これまでに、およそ10ブランドのドレッサーを経験し、2021年よりオペーク ドット クリップへ。プライベートでは、中学生と高校生の母親であり、保護犬や保護猫を新しい家族へつなぐ活動も行う。環境問題にも興味があり、ワールド エコロモ キャンペーンやエコ商品の開発など、サステナブルな自社の取り組みに関心があります。「衣食住の衣も“環境に優しい”がマストだと思っています」

■齋藤寛之店長(ドレステリア S-PAL仙台店)の場合

コンペチブランドの店舗へ行き、サービスやVMDのリサーチをしています

「インターネットで『2022 AW トレンドキーワード』など気になるキーワードを組み合わせて検索することが多いです。自店では、毎シーズン立ち上がり前にトレンドキーワードをまとめ、ブランドのラインナップと比較して、セールストークを立案しています。またドレステリアの取り組みとして月に1度全メンバーがコンペチブランドをリサーチし、サービスとVMDのアップデートを行っています」

プロフィール)
1985年生まれ。山形県で400年続く米農家の長男。中学生の頃からファッションが好きで、高校ではデザインを学ぶ。その後、服飾専門学校を卒業し、ワールドへ入社。タケオキクチで15年、ドレステリアで1年半勤務。休日は息子とカフェへ行くことが多い。「3か月に1度は旅行をしています」

■溝口小扶里店長(ピンクラテ イオンモール岡山店)の場合

お客様との会話からマーケットのヒントを得ることも多いです

「わたしが勤務するイオンモール岡山は、近隣地域のお客様だけでなく、広域からお客様がいらっしゃる館です。様々なニーズのお客様がご来店されるので、基本的なことになってしまいますが、やはりきちんとお客様のお話をお伺いすることを大事にしています。そういったお客様との会話の中で、マーケット状況を予測し、VMD作りや打ち出しアイテムの参考にしています。店舗のメンバーも積極的にお客様と情報交換をしながら、その内容をメンバー同士で共有しています。「どんな服が流行ってるんですか?」とご質問を受けることも多いのですが、洋服を着てくれる女の子のお母さまたちとの方が年齢や感覚が近いため、あくまで日常生活で目に留まっているトレンドについてお話しできたらいいなと思い、あえて肩の力を抜いて館内を歩いてみたり、SNSや雑誌などを見るようにしています」

プロフィール)
岡山県生まれ。2017年、ワールドに中途入社し、ハッシュアッシュ エブリイ津高の店長に。ハッシュアッシュのブランド終息に伴い、ピンクラテ イオンモール岡山店の店長に就任。趣味は音楽、映画、舞台鑑賞。「読書も好きなので、読書にも時間を費やしたいです」

■鈴木哲也店長(ドゥールームー 高崎店)の場合

トレンドは会社から、マーケットは同じ地域のディベロッパーや他社店長から

「トレンドは会社からの情報で手に入りますが、マーケットに関していえば、お客様はもちろん、ディベロッパー様や他社の店長達との交流から情報を得ることが多いです。今、この地域で起きている情報を得るには、同じ場所で戦い、分析している人から聞く方が、リアル且つスピーディーに反映させられるからです。特にディベロッパー様のアパレル担当者には積極的に関わり信頼関係を持つことで近隣の状況などや自店では知りえない情報も入り、印象も良くなります。競合店だと戦略を明かし店舗に影響が出たら嫌なので簡単には教えてもらえないことも事実…。ただ競合店には多くの改善、解決策のヒントも多い為、仲良くさせていただくことは必須。なのでお客様と同じで他店との信頼関係が凄く重要になります。信頼関係が強いほど自分の助けになることは身をもって学びました」

プロフィール)
神奈川県横浜出身。2008年に入社し、スタイルジャムのキッズ担当からスタート。その後、オペーク ドット クリップでサブ、店長で8年在籍(ららぽーと横浜、新百合ヶ丘、池袋エソラ、イオンモール高崎)。2021年4月にドゥールームー高崎店へ異動となり店長に。趣味は、神社仏閣巡り。「休日は、妻と自然の豊かな場所へ行くことが多いです」

取材を終えて

インターネットの普及により、様々な情報が収集できる便利な世の中になりました。しかし、多くの店長がおっしゃるように、その土地や環境によって、トレンドが微妙に異なるのも事実。そのために重要となるのが、コミュニケーションです。インターネットで得ることのできない情報があるということを今回改めて学ぶことができました。

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