「タケオキクチ」が初受賞した“百貨店バイヤーズ 大賞” 栄えある贈呈式をレポート

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5月31日(金)、2023年度の繊研新聞バイヤーズ賞とテナント賞の贈呈式が行われました。今回は百貨店バイヤーズ賞で「タケオキクチ」と「アンタイトル」、テナント賞として「オペーク ドット クリップ」が初受賞をしました。ナルミヤ・インターナショナルは「プティマイン」「ポール・スミス ジュニア」「メゾピアノジュニア」とワールドグループで6ブランドが受賞しています。

5月31日(金)水天宮ロイヤルパークホテル(東京都中央区)で開催した贈呈式でディベロッパー、テナント大賞各社と撮影。右から3人目が「タケオキクチ」尾関さん。右端はSC大賞受賞のナルミヤ・インターナショナル「プティマイン」。

“大賞”を受賞した「タケオキクチ」は尾関さんが壇上でコメント。「ドメスティックメンズブランドとして日本代表の気概を持ち続けたい」

壇上で挨拶をする尾関 修司さん(ワールド グループ執行役員(株)エクスプローラーズトーキョー 共同代表 兼 (株)ワールドストアパートナーズ 社長) なお挨拶は大賞ブランドのみ。
受賞盾を持つ尾関さん。盾はこのあと事業部に飾られます。

ご紹介にあずかりましたエクスプローラーズトーキョーの尾関です。この度は大賞をいただきブランドメンバー一同大変喜んでおります。この場をお借りして主催者の繊研新聞社様、そして日頃お世話になっている皆様に心より厚く御礼を申し上げます。繊研新聞社様におかれましては、いつも取材をして記事を書いていただく大竹記者と永松記者にもお礼をお伝えします。

今回の受賞に際しては、やはり店頭のメンバーに伝えたいと思います。常に豊かな応対とサービスで、お客様と深いコミュニケーションを行いブランド価値を高めているメンバーと喜びを分かち合いえるよう、しっかりと報告をしていきます。振り返りますと、ここ数年はコロナによるパンデミックに入り、皆さまと同じく我々も危機を感じる状況でした。そういった中でも前を向いて、これを機にブランドのあるべき姿に進もうということで、ハードとソフト両面での変革を進めてまいりました。そういった努力がこういう形で実を結んで評価いただき自信につながっております。

1984年にブランドをスタートした「タケオキクチ」は今年40周年という節目を迎え、企画販促ともに今後様々な展開を予定しております。また菊池 武夫先生は先週の土曜日で85歳を元気に迎え、未だデザインにかける情熱は衰えを知らないところです。
私共は、これからもドメスティックブランドとして日本代表の気概を持ち、皆様の引き続きのご支援ご指導いただきながら努力して参ります。

今回の受賞を受けて繊研新聞に掲載した「タケオキクチ」2024春夏ビジュアル

キッズ部門常連!ナルミヤ・インターナショナルの「プティマイン」はSC大賞を受賞

ナルミヤ・インターナショナルの受付には歴代の盾が並ぶ。

「オペーク ドット クリップ」はテナント賞を初受賞、「アンタイトル」はレディース部門 婦人服トータルに

受賞盾を持って。アルカスインターナショナル副社長 内山さんと(中央)「オペーク ドット クリップ」のブランドメンバーで。
「アンタイトル」の盾を受賞する(株)ワールド グループ執行役員
(株)フィールズインターナショナル 社長 丸山 紀之さん

バイヤーズ賞とはどんなもの?

ファッション産業の発展を願って業界紙 繊研新聞社が主催する賞です。第1回目の開催はなんと40年以上も前の1982年。1年毎に百貨店などのデベロッパーとアパレルメーカー側に投票形式のアンケートをとり選出されます。ワールドグループはこれまで数々の賞を受賞し「タケオキクチ」も20回を超える受賞回数ですが、総合1位に輝く“大賞”は今回が初受賞です。なお「アンタイトル」は2020年に大賞を受賞しています。

なぜ価値がある賞なの?

何と言っても百貨店・ファッションビル・SCまでバイヤーの方々の純粋な投票で決められる賞であること。アンケートには投票理由も併記され、日々お客様と接するディベロッパーの皆さまの評価が反映される、まさに通信簿の様な賞といえます。なお今回「タケオキクチ」は、百貨店メンズフロアにとって欠かせない存在で群を抜いた認知度と、マルチチャネル化と共にギフトニーズで女性客も取り込むMDの広がりが評価されました。

ワールドグループの受賞1号は1985年の「タケオキクチ」クリエイティブ賞

元々卸業態を主としていたワールド。バイヤーズ賞の初受賞は1985年の「タケオキクチ」になります。1984年に菊池 武夫がワールドに移籍してブランドデビューをしてから翌年すぐにクリエイティブ賞を受賞したことになり、当時から注目度が高かったことが伺えます。

ワールドグループの受賞ラッシュは1994年から

ワールドは1993年のSPAブランド開発以降、賞の常連になっていきます。「オゾック」は1993年のブランドデビューの翌年、1994年に新人賞に輝いたあと1996年には“大賞”を受賞し、ブランドデビューからすぐに当時ピュアヤングと呼ばれていた市場を圧巻していきました。

贈呈式終了後、会場を移してディベロッパー、アパレル企業が一堂に会してパーティーが行われました。コロナ禍には休止され、昨年も規模を抑えた開催と、久しぶりに各社が集まる交流の場となり、双方の近況報告や新なビジネスの出会いの場とする貴重な機会となりました。

MOVING編集より) 42年前から選定されている繊研新聞社のバイヤーズ賞。1982年当時の受賞ブランドを見ると他社の終息ブランドが大半を占め、以降のDCブランドブーム、SPAブランドの台頭を経てファッション業界の移り変わりが顕著に表れています。その様ななか今年40周年を迎えた「タケオキクチ」は、まさに時代の変化を受け止めながら、百貨店バイヤー様と共に売り場をつくり、お客様に愛されながら進化したブラントといえます。来年はバイヤーズ賞常連の「アンタイトル」がデビュー30周年を迎えます。ワールドグループの多くのブランドが受賞し、皆で喜びを分かち合うことを目指していきます。

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