全国美味いもん探しの旅 🎍 お正月編 🎍
Hungry!?連載企画「全国美味いもん探しの旅」
絶品グルメに美食レストラン、ローカルフードに家庭料理まで、日本各地で働くワールドグループ社員がご当地おススメグルメをご紹介。
第21回目は“お正月特別編”。MOVING編集メンバーが兵庫県、石川県、茨城県のお正月料理や年末年始に食べたものを紹介します。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
兵庫県 淡路島 白味噌に青のりが香り豊かな “島の農家のお雑煮”
IR・グループコミュニケーション室 新阜 孝一
お正月といえば、お雑煮。
地方によって様々なバリエーションが楽しめる中、私の実家がある兵庫県淡路島の「島の農家のお雑煮」は、その独特な味わいで心を温めてくれます。
淡路島のお雑煮は、京都風の甘みの強い白味噌仕立てのお汁が特徴です。
丸餅が一つ、優雅に浮かんでいる様子は、まさに「角が立たず円満に過ごせますように」という願いが込められています。そして、具材には大根やにんじん、ゴボウ、サトイモが使われ、それぞれ丸くカットされており、見た目も可愛らしいことから、縁起の良いお雑煮となっています。
さらに、甘さの秘密は「砂糖」。白味噌に加えられた砂糖が、絶妙な甘さを引き出し、心地よい風味を生み出しています。
上に振りかけた香り高い青のりとの相性も抜群で、一口食べれば、朝から元気満点！お正月のひとときをさらに特別なものにしてくれる一品です。
兵庫県 神戸駅弁 淡路屋の “ひっぱりだこ飯”
IR・グループコミュニケーション室 陰山 陽子
年末年始に新幹線を利用して帰省した際、久しぶりに駅弁を食べました。いろいろと美味しそうなお弁当が並ぶ中、蛸壺を模した容器に惹かれた息子の希望で “ ひっぱりだこ飯 ”弁当を購入することになりました。
私は数十年ぶり？！に頂いたのですが、蛸が柔らかく、ご飯がそろそろ飽きてきた頃にご飯の下の方から、蛸の入った練り物が出てきて、最後まで美味しく頂けました。
空いた容器はもちろん持ち帰り。こちらの容器は蛸壺を模した陶器で作られており、帰省でかさばる荷物にさらに重みがプラス。さてさて、この壺に何を入れようか、、、
やっぱり梅干しかなっと考えていたら、息子が一言「プーさんの入れ物だね」っと。
我が家ではこれに、蜂蜜を入れることになりそうです。
さてさて、蓋はどうしたものかと思案中です。
石川県 金沢のお正月の和菓子 “福梅”
IR・グループコミュニケーション室 国枝 哲央
金沢のお正月には欠かせない縁起物の和菓子「福梅（ふくうめ）」を紹介します。
加賀前田家の家紋に由来する梅の形をした最中で、年末からお正月にかけて色々な和菓子店で作られています。砂糖をまぶした堅めのパリッとした皮に粒あんが入ったシンプルなもので、まさにそのままの味です。
小さな頃からコタツの上にミカンと共に並んでいるのが、お正月の風景でした。
今は、実家から孫へのプレゼントと一緒に送られてくるのが恒例で、お節らしいお節を準備しない我が家ではお正月感を味わえる貴重な存在です。
※福梅について https://traditional-foods.maff.go.jp/menu/fukuume_fukunme
茨城県 故郷に引き戻される味 “霞ヶ浦の佃煮と干し芋”
IR・グループコミュニケーション室 阿部 あゆ子
祖父の家は茨城県南部の霞ケ浦のほとりにあり、お正月には公魚（ワカサギ）や海老、ゴロと呼んでいた小さな魚の佃煮が並びました。私はこどもの頃から「海老真子」というエビの卵を乾燥させたものが大好きで、川魚に共通するその独特な香りは一瞬で故郷に引き戻されます。
お正月には好きなものをずっと覚えている祖母が、いつもいつも準備をして待っていてくれました。おせちが食べ終わると、こたつの上には茨城の者なら誰もが知る冬のおやつ「干し芋（乾燥芋ともいう）」が並びます。今は個包装で綺麗に販売されていますが、田舎ではどーんと箱で保存して、あぶって食べたりしていた。こちらも素朴なさつまいもの甘味で一瞬で故郷に引き戻される冬の味わい。懐かしい故郷の味は、思い出と共に私の心を温めてくれて、新年のエネルギーの源になります。
このコーナーでは絶品グルメを紹介してくれる人を大募集中です。
あなたのおススメの美味いもん、是非教えてください！
宛先はこちらまで →moving@world.co.jp
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