「MY STANDARD」 Vol.1尾関修司さん
今回よりスタートした新コンテンツ「MY STANDARD」。毎回一人のスタッフに、長年愛用する“スタンダードなアイテム”を紹介してもらいます。記念すべき第1回は、エクスプローラーズトーキョーの代表である尾関修司さんです。
ラッセルモカシンのノックアバウト

18歳から愛用する思い出の詰まった一足
このノックアバウトを購入したのは、18歳の時。僕が通っていた高校は、北青山ビルの近所にあるんですが、私服通学だったこともあり、1年の大半は渋谷で遊んでいました。渋カジ全盛の頃ですね。当時はファッション雑誌も面白しろくて、みんなで「あれがカッコいい、ここがイケてる」なんて言いながら、誌面から様々な情報を得ていました。
そんな時に雑誌で一目惚れしたのが、このノックアバウト。わざわざ横浜の元町にあるアメカジショップまで買いに行ったこともいい思い出です。今でも作られているモデルなんですが、最近のモデルがクレープソールやホワイトソールなのに対し、僕のはクラッシックなグロコードソール。そんなところもお気に入りのポイントです。購入してから30年、ブランドとしては100年以上の歴史がモデルでありながら、今も変わらずに販売されている、って凄くないですか?これもスタンダードなアメカジブランドの魅力だと思います。以前に比べて、出番はかなり減りましたが、手放すことのできない愛着のあるブーツです。
アメリカンオプティカルのヴィンテージ・サングラス

気に入りすぎて同じモデルを3本も
嬉しいことなんですが、いくら仕事をし過ぎても、いくらPCを見過ぎても、一向に視力が下がりません(笑)。そんなわけで、眼鏡への想いは強いものの、自然と買うのはサングラスばかり。ラッセルモカシン然り、Made in U.S.A.への憧れが強いので、所有しているサングラスの大半はUSブランドです。
その中でもお気に入りが、このアメリカンオプティカル、通称AO(エーオー)のフレームです。SAFTY(セーフティ)と呼ばれるモデルで、シンプルなデザインとAOの飾り鋲が好きで、同じモデルを3本揃えています。おそらく1950代〜60年代のモノなんですが、どれもコンディションが良く、普段使いとして愛用しています。TAKEO KIKUCHIのスーツに、このAOをかけ、ビル・エヴァンス(ジャズピアニスト)のように……なんて憧れてしまう、僕のマイスタンダードです。
タイラーサーフボードのデュース

当時を思い出させてくれる、タイラー直筆のメッセージ
サーフィンを始めたのは、入社して間もなく。同じ部署の先輩に連れて行ってもらったのがきっかけです。それ以来、週末は千葉の海へ通い、今は茅ケ崎の海のそばに住んでいます。完全に海中心の生活です。
このサーフボードは15年くらい前にアメリカ出張へ行った時にオーダーした思い出の1本。当時、SOUL OF FREEDOM!というブランドに携わり、MD兼バイヤーとしてバイイングや撮影などで度々アメリカ西海岸やハワイに行ってました。今考えると、いい時代ですよね(笑)。市場調査としてLAをリサーチしていたんですが、その途中、日本でも噂になっていたLAX近くにあるタイラー・ハジキアンのサーフショップに立ち寄ったんです。当時日本では、予約してもなかなか手に入らなかった彼の板を現地で数本オーダーしたんですが、その中の1本が、このDEUCE(デュース)というクラシックツインフィッシュのモデル。赤に細かいグリッターが入ったこだわりのカラーリングも好きですが、1番気に入っているのはデカールに入っている、「FIND YOUR SOUL OF FREEDOM」というタイラー手書きのメッセージ。海の上でリラックスできる最高メッセージ、まさにマイスタンダードです。

プロフィール)
おぜきしゅうじ/1973年1月、東京都出身。中央大学を卒業後、ワールドへ入社。卸営業からSPA各ブランドでMDを歴任、新規BR立ち上げやリブランド等を経て、2019年よりエクスプローラーズトーキョーの社長に。休日は「サーフィンやSUP、釣りなど、だいたい海で遊んでいます。冬はスタッフと一緒に雪山へ行くことも。あとメダカの飼育も趣味のひとつです」






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