はじめまして。広報ブログ、スタート!
ウェブ版へのリニューアルから1年を迎えたMOVING。今回からグループ広報のメンバーによるブログをスタートします。ファッション、音楽、映画、アート、食べ物、ダンス、スポーツなどなど、メンバーの好奇心の矛先は多種多様。というわけで、テーマは各自自由。ゆるめにつづっていきますので、お時間ある時に気軽にページを開いてみてください。
あらためまして、初回を担当する伊原です。ちょっとだけ、自己紹介します。
三人兄弟末っ子。(え、そこから?)子供の頃のテレビのチャンネル権は最も低く、当時、兄たちがドハマりしていたMTVを一緒に観て、ヘビメタブームに訳がわからないながら乗らざるを得なかった小学生時代。ヘビーメタルと共にMTVから流れるポップな洋楽を聴き続け、その後は洋邦ジャンルも問わず、あれやこれやと掘っているうちに気づけばどっぷり音楽好き。それで社会人になってからはおよそ10年間FMラジオ局で番組づくりをして、その後PR職に就き、ご縁があってワールドへ。はい、ファッションも好きですが、音楽も好きなんです。
なので、今回は最近観た音楽ドキュメンタリー映画「メイキング・オブ・モータウン」をご紹介しましょう。

みなさんはMOTOWN RECORDSというレコードレーベルをご存じでしょうか。
創業は1959年。そうです、ワールドと同じ年にアメリカミシガン州デトロイトで誕生しました。
かのビートルズもローリング・ストーンズも憧れたというこのレーベル。所属アーティストは、スティーヴィー・ワンダー、ジャクソン5、マーヴィン・ゲイをはじめとした天才ミュージシャンたち。この映画は、そのMOTOWN RECORDSを創設したベリー・ゴーディと盟友スモーキー・ロビンソンを中心に、キーマンのインタビューを交えながら当時を振り返り、貴重な映像と最高の音楽をバックにいかにして“伝説をつくってきたか”を語るドキュメンタリー。ここまでだと、偉大なレーベルの歩んできたサクセスストーリーだけのようですが、そうではないんです。
この映画で描かれているのは、「MOTOWNすごいでしょ」という自慢ではなく、スターとヒット曲を生み出すための組織とノウハウ、マーケティング、時代を読む視点、世の中を、人の心を熱くするヒット曲を生みだすアーティストのクリエイティビティとそれを支えるスタッフの熱量。全員が立場を越えてフラットであり、時にはゆずらないという心意気を含めた、MOTOWN RECORDSの徹底的なブランディングです。
ひらめく→企画する→チームを創る→作品を創る→世の中でヒットするかの品質チェックを全方位からする→最も効果的なタイミングと場所(メディア含め)で仕掛ける→ブレイクする→ヒットする→人々を熱狂させ、全米チャートを席巻する。
最後の「全米チャートを席巻する」以外、これって、ほとんどのメーカーや企業が目指すところと同じ。仕事をする者であれば誰もが知りたい舞台裏を最高の音楽と共にじっくり味わうことができます。映画を観ながら、成功の裏側をここまで見せていいのかという気持ちにもなりましたが、それは一方で「何を見せても自分たちの真似はできない」という自負があるからだとも思います。
若きスティーヴィー・ワンダーの天才すぎるエピソード、ジャクソン5としてオーディションを受けに来た時の可愛すぎるマイケル・ジャクソン、スターダムに上り詰めていくダイアナ・ロス率いるスプリームスのセクシーなかっこよさと言ったら。9月18日から全国で公開が始まっています。気になる方は、まずは公式サイトにアップされている予告編からどうぞ。タイミングが合えば、ぜひ映画館でご覧ください。
では、最後に至極のMOTOWN SOUND を1曲。
ベトナム戦争禍の1971年、紆余曲折を経て生まれた発売当時から色褪せず、今の時代にこそ考えさせられるマーヴィン・ゲイの名曲「What’s Going On」
次回の広報ブログ、更新は2週間後の10月15日です。
ナビゲーターは、アベタカこと阿部孝史さん。どうぞ、お楽しみに。






コメントはこちらまで