ワールド・サステナビリティ・プラン
6月末に株主総会が開催され、引き続き社長を務めさせていただくことになりました。改めて宜しくお願いします。
既に第一四半期も終わりましたが、今期のテーマである「完全復活と再成長」の実現に向けてグループ一丸で走っていきましょう。
さて、先日ワールド・グループとしてのSDGs戦略を取りまとめ、「2022 ワールド・サステナビリティ・プラン」として内外に発表しました。
まだ読まれていない方は、この機会にぜひ目を通してもらいたいと思います。
「プラン」と銘打ったのは事業計画同様に、単なる指針やアピールではなく、必達計画としての決意を表したかったからです。
朝礼でもお話しましたが、SDGsはこれからの社会に生きる企業にとって避けて通ることはできないテーマです。
特にファッション産業は数ある産業の中でも、ロスが大きい産業としてある意味問題視されている状況にあります。
SDGsへの適合には、大きな困難を伴うことは確かですが、同時に大きな事業機会でもあることは言うまでもありません。
ワールド・グループのロスのない社会を目指す姿勢は、エコロモへの長年の取り組みを始めとして、文化として根付いていると感じています。
既にMOVING等でご存じかと思いますが、ワールドストアパートナーズのネクストドア キテミテマツド店は非常にユニークな取り組みを進めています。
■ネクストドア キテミテマツド店 サステナビリティイベントレポート
B品販売に始まり、グループ工場の残布を活用したみつろうラップ作りやマスク作りなどは、参加型かつ集客にも貢献する取組みです。
単なる社会貢献活動ではない、事業としてのSDGs実現に向けた試行錯誤を続けてくれています。
他にもワールドプロダクションパートナーズや各ブランド事業でも、廃棄ゼロに向けた取り組みや、グループならではの規模を活かした副資材の集約などが始まりつつあります。
グループ全体としても、独自の「作らない」事業の拡大や、産業効率を高めるプラットフォーム事業の発展を通じて、ワールドならではの循環型エコシステムの確立をこれまで以上に進めていきます。
そして、サステナビリティの根本は「正しさ」にあり、「多様性」との両立が不可欠です。
改めて、ガバナンスの高度化や多様な人材が活躍できる環境づくりをひとつひとつ進めていきたいと思います。
一朝一夕ではなしえないからこそ、未来へワールド・グループを受け継いでいくためにも、今からの一歩一歩が大切です。
グループ全社を挙げた活動を順次本格化していきますので、皆さんそれぞれの現場の知恵をぜひ集約していただき、グループとしての価値を全員で高めていきましょう。
鈴木 信輝






コメントはこちらまで